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2002年08月15日(木) 『模倣犯』上巻読了。

上巻だけ読み終わった時点での感想。

・・・う〜ん、書き込みすぎ(^^;
頑張って調べたもの全てに思い入れが出来て捨てられず、
全部 羅列してしまって、まとまらなくなった論文みたい。
こういう形式の小説もあるけれど、その時間が長すぎる気が。
でも普通は、最後に何か(or誰か)に集約させていくけれど、
それを しようとしていないという気もする。確信犯?

とにかく その形のせいで、どうにも読みにくい。
どこ(or誰)に焦点をあてて読めばいいのか分からない。
でも その意味では、映画は原作に忠実だったのかも。
テーマは「今」ってことになるのかな?
背骨になるものがない、騒がせがいのある日本社会。

ピースの目的が見えないから、落ち着かないのかな?
映画を観た後に「何を模倣してたか分かった?」と
聞かれ「何も模倣してなかったかも」と答えたけれど、
確かに原作では、いろいろなものを模倣している模様。
それだけは分かるんだけど、・・・だから?
苛立っちゃう前に、早く読み終わりたい気分です。
投げ出すと、続きが気になりそうな点では一流作。

ちなみに、映画の登場人物の顔は意外と浮かびません。
田口淳之介@塚田真一とか、鞠子さんぐらい。
あと、寺脇康文@前畑昭二は割と思い出すかな・・・。
藤井隆@高井和明なんて、恐ろしいほどイメージ違うし、
木村佳乃@前畑滋子や山崎努@有馬義男に関しては、
映画観てる時から、彼らは、この展開や性格には、
似合わないと思い続けていたのが、納得したし。

主役は、「中居の映画」と思ってしまっているからか、
頭の中に顔を浮かべて読んでしまっているけれど、
およそ、彼じゃやらないだろう演技をしてます。
裏も表もないような、本当に優しく知性的な表情。
中居の顔って きれいだから、そういう表情似合うわ♪
でも、それを求めてキャスティングされたんだったとしたら、
・・・失敗したのは、監督ではなく中居のせいか?(汗)
あ、あんまり深く考えないでおこう。
一応これでも、中居ちゃんファンだし(^^;



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