ブキは大阪の叔父夫婦と一緒に挨拶に来てくれた。
わたしの家では みんな赤くなったり青くなったり・・・
とっくの昔に別れていると思っていた二人の仲が そんなにまでも 盛り上がっていることに 家族は動揺していた。
けれども わたしは以前のワタシではなかった。
『ブキと一緒にいたい』 『ブキの鼓動を聴いていたい』 『ブキと一緒に笑いあいたい』 『ブキに幸せになって欲しい』
・・・そう そして わたしも幸せになる・・・・
不思議なことに ブキと会うまでは 絶対に許さん! と息巻いていた 父親が・・・・いつの間にか ブキと一緒に笑いあっていた。
わたしは 嬉しくって ホッとして 不安が喜びに変わり・・・
そして
堤防の堰が崩れていくように 涙があふれだした。
・・・・続く
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