いろいろ日記

2002年02月25日(月) 疑惑の真相

           高校時代 
        私は 演劇部 だった。

   顧問は芸術肌でいつもピリピリ神経質の人。
     結婚はしていたが まだ若く
    まったく先生らしくない先生だった。

   顧問と演劇部長は 教師と生徒の枠を超えた仲だった。
  といっても 身体の関係があったとかそういうことではない。
  ただ ただ 信頼関係が厚く 気の合う仲・親友という感じだった。

 
 
     ある日 校長に 密告書が届いた。

          そこには 
 ・・・・・二人の関係を危ぶむ内容が書かれていたそうだ・・・・



     演劇部の地域フォーラムがあり 
    出席する予定だった顧問と部長と私。
  たまたま私は急用ができ 顧問と部長の2人が 行くことになった。
 
 
   『2人仲良く列車に乗って 何処かへ行っている!』
   『校内での二人の距離もおかしいのではないか?』
 
 
        手紙はそういった内容だったそうである。


      遠征予定を知っているのは アンだけ・・

        アンが校長にチクッタ

         顧問はそう思ったようだ。



 
  
       放課後 部長に呼び出された

    「校長に変な手紙出したの アンでしょ?」

     なんの話か まったくわからなかった

       疑われてるとわかった時 
            愕然とした

         涙も出なかった

   自分が それっぽっちの人間に見られた事が 

          悔しくて 

       悲しくって 
  
           情けなくって

       腹が立った。
 
 
     しばらくして 真相がわかる。 

           なんと
   その手紙を出した人とは部長の母親だったのだ。

    泣いて 謝罪してきた部長 
       罰悪そうにしていた顧問

        でも 私の気持ちは 元には戻らなかった。

     信頼の絆である綱に疑惑のナイフが入った時
          もう2度と昔のように 
              しっかりと繋がることはできない。

       

    
 


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