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■ 夜遊び好きな神は昼間に降臨した その7
起床ほぼ7時。やっぱり気持ち悪い。頭がんがん。目覚めは最悪。とにかく、ビールのみ、つまみほとんどなし、変なテンション、それがいけなかったようだ。まあいい、とりあえず飯は食わねばならぬ。この状況なら日常生活なら完全に朝飯はパスなのだが、こういう状況下なら何とかなってしまう、はず。
とはいえ、やはり二日酔いの身に豪華な朝食はすべて食べきれるはずもなく、いくつかを同室人にあげ、さっさと部屋に引きこもり、寝る。そしたら、昨日無愛想にしていたおねーちゃんが食事に出てきたようで同室人たちと雑談しているのが聞こえた。どうも間が悪い。昨日こっそりと見たら森尾由美に似た感じだった。が、そんなことをどうのこうのしていられる状態でもない。とにかく気持ち悪い。
彼らには今日は小樽に泊まると言っていたのだが、実は宿の予約を取ってない。昨日の夕方何度かかけたのだがまったく出なかった。相性の悪い宿、っていうのはあるものだ。昨日はすすきのの話が出ると小樽に泊まるからと回避してきたのだが。ってわけで、何度目かの電話をかける。と、出る。大丈夫だという。予算節約のため夕食だけお願いする。
そしてまた寝ていると同室人2人が戻ってきた。なんでこいつらこんなに元気なんだ!?なんだか昨日成金兄貴が言っていたことは酔った勢いでもなんでもなくマジらしい…こういう人もいるんやなぁ。しっかし、今の自分には遊べるだけの体力と気力が残っていない。また酒なんか飲んだらどうなることか知ったものではない。特に、今日彼らが行こうと考えているところはとにかく周りに乗せられるだろうところなのでかなり自分にうそをつかなくてはならず、しんどそうだ。
枕元に置いてあった本を返しに部屋を出る。向こうではホテルの部屋をシングルからツインにしようと電話をしている。彼らはマジでヤってしまうようだ。
列車の本数が少ないので小樽までは成金兄貴と一緒にいくことになった。外で、同室人同士3人で会話しているとマイクロバスみたいなものが来ておねーちゃんを乗せていった。何かやるんだろう。さいたま君のバイクを囲んで色々と会話。400CCのバイクでも、原付しか乗ったことのない自分にはモンスターに見える。こんなのでかっ飛ばしていくんだから恐ろしい。まぁ、何もなしで50Km/hで坂をチャリで下っていくほうが恐ろしいといわれたが、そこは感覚の問題だろう。
10時過ぎの列車に乗るので9時半くらいに宿を出る。車酔いが心配だったが幸いこみ上げてくるものはなかった。駅に着き、荷物を持ち、列車を待つ。そこで、成金兄貴の北海道遍歴を聞いたりする。こういう、初めて会った人とも気軽に行動を共にできるというのが一人旅、YHの魅力だと自分は思っている。しんどいながらも階段を上がって下り、ホームへ。単行のディーゼルカーが入ってくる。あいにくロングシートしか空いてなかったがそこに2人座り、成金兄貴が携帯で撮ったここ3週間の北海道旅行の写真を見せてもらった。ジャガイモ堀りやらすごい展望台でハイキングやらサイクリングやらいろんなことをしている。
と、つかれてしまったのかいつの間にか2人とも寝てしまっていた。結局うつらうつらしながら余市まできて、そこでボックス席が空いたらしく成金兄貴に起こされて移動。ここになって彼は「どうしてすすきので豪遊するなんて言ってしまったんだろうな〜」なんて言ってた。
小樽に着いた。ニセコからおよそ2時間半。長すぎる。自分はここで下車、成金兄貴は札幌へ乗り換えだ。ここでお別れかと思ったが、どうやら外へ出たいらしく一緒に改札を出、トイレへ。そしたら自分の悲惨な昼食生活を聞いている彼は飯をおごってやろうという。すすきの豪遊フルコースおごってもらうのは気が引けても、昼食くらいならそう心も痛まない。何しろ、そんなことを考えている余裕もないくらい昼食問題は切実だったのだ。彼も昼飯が食べたいと言っていた。
で、駅構内にある某ファーストフード店へ。自分が遠慮して単品を頼むと、勝手にセットへオーダー変更、なんともすばらしい。ここに神がいたよ!これで夜までひもじい思いをしなくてすむ。。助かった!バーガーポテト食いつつ神のフリーター時代の話を聞く。神はすごいときは月300k円ほど稼いでいたらしく、その給与明細が残っているというので何も言ってないのに見せてくれた。労働時間がすさまじいことになっていた。フリーターというのはそういうものなのか?就職したら収入が減って困ったとも言っていた。
さて、神が乗る列車の時間が近づいてきた。今度こそお別れだ。そういや、この人、自分の同級生にそっくりだ。改札前で堅い握手してお別れ。旅先で出会って、連絡先交換してその後も連絡取り合う、なんていうのは稀なケースだ。だいたいはこうして一期一会。それもまた、一人旅の魅力だと思う。本当は、それからもずっと付き合い持ちたい魅力的な人はたくさんいるんだけどね…ここの旅行記見るたび思い出す。彼ら、彼女らは今どこで何をしているんでしょうか?
さて、どうしようかと考えていたが、天気は悪いし、金はないし、気力もない市で、とりあえず宿の方へ向かうことにする。バス代は所要時間から400円くらいはかかるかと思っていたが市内均一運賃で200円だった。助かる。というわけで、バスに乗り、出発。15分の間、終始坂を上って天狗山の終点到着。平地下り一切無。ダウンヒルおもしろそう、というよりも怖い、という印象だった。ニセコなら信号も車もないのだが、小樽は信号たくさん車たくさん人たくさんでいざというときの対応はまず無理だろう。だいたい、終点付近には17%という坂があり、こういうところを自転車で走るのは自殺行為に近い。信号赤で止まれるか!?
さて、まだ14時になったばかり。チェックインは15時からだ。とりあえず、自転車持ち運ぶのはつらいので、組み立てる。と、バスの運転手が来てちょっと会話。やはりこの自転車注目の的である。
自転車を押して歩いてちょっと下ったところに今日の宿があった。扉は開いたもののスタッフは誰もいないので外に出て、坂を上ってロープウェー乗り場付近をうろちょろ。そこから見える市内の景色はいいものだった。幸い雨も降ってない。
15時近くなったのでまた宿に戻る。相変わらず留守だったが、ちょっと待つと人が戻ってくる。受付して、部屋へ入る。部屋から直接市内の景色が見えるという今までに泊まったことのない感じの部屋だ。もちろん、道路からも丸見えなのだが…風呂は16時半くらいにならないと入れないというからロビーに出て色々本を読んで過ごす。16時半、風呂へ。浴槽はあまりに熱すぎて入れず、シャワーで済ませる。昨日入ってなかったから湯につかりたかったがそううすめるわけにもいかないし。
その後はTV見てぼけーっと過ごす。日ハムプレーオフ進出か?、というのをしきりに放送していた。今日の試合に勝てば進出、負ければそれまでというぎりぎりの状態らしい。同室人が1人来たが、まったくぶっきらぼうで取り付く島なし。
18時半過ぎ、キレイな夜景の見える食堂で夕飯。海鮮物のホイル焼きをメインにした和食で非常に美味。そういや、YHの食事の当たり外れは今までほとんど経験ない。夕食は皆無だと思う。以前は食事がひどいとかいう話も多かったようだが、今のところ自分が泊まっているところは運がよいのか何なのか問題はない。
日本在住が長そうな外人と夫に先立たれて遺産と年金で優雅な1人旅をしてるように見える老女が日本語でどこがいいだの会話をしていた。そのとき他に食べていたのが自分しかいなかったので会話を振られる。まぁ、わかるところわからないところあるので適当に返しておく。金持ってそうだという印象しかなかった。雨は強い。にしても、ここはカップルが多い。基本的に未婚カップルは別の部屋になるはずなんだけどなぁ。ここの部屋構成がわからないからなんともいえないけどやたらと2人そろって歩いている男女が多い。イチャつくならお城みたいなホテルに行ってくれ。族みたいなカップルもいるし、純粋に1人旅を楽しんでいる人や外国人もいるしで多種多様な人がここには泊まっているようだ。
結局同室人は19時くらいには寝てしまった。早すぎる。と、もう1人同室人がやってくる。彼はもう寝ている人がいるので色々荷物まとめがしづらいとかこぼしていた。いくらなんでも寝るのが早すぎるとはいえがちゃがちゃするのは確かにしんどい。彼はほとんどロビーで過ごしていた。自分は、たまに夜景を見たり、部屋で音小さくしてテレビを見たり、宿泊客が書き残していったノーと見たりして過ごす。こういう日も必要かな、なんて思うような穏やかな時間であった。昨日が騒ぎすぎただけに。23時くらいには就寝。明日は最後の日だからなんとか天気は持ってほしい。
2004年09月24日(金)
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