コトバアソビ

2004年11月04日(木) 香水

お遣いで来た化粧品店で

懐かしい香りが漂う


彼は言う
『香水が好きなんだ』と

私は思う
『あぁ キツイ』と


それでも近くに居たかった


彼とは もう会わないかもしれない

何処かですれ違うかもしれない


私はきっと気づかない

顔なんて もう朧気しかないのだから


でも 彼の着けていた香水の香りだけが

彼を思い出すきっかけ

たったそれだけしか

私には無い


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