―No,―

2005年05月27日(金) 蝶々と蜘蛛

羽根にまとわりついた糸
拘束されている蝶々(私)は食べられるの待つばかり
蜘蛛(貴方)が食べてくれないのなら只朽ち果てていく

思い立った 飛んでみよう、と


それなら一層のこと飛んでみよう、と
飛べるのかすら解らない
確証なんてすべてのことで確立されてない

だけど 飛んでみよう、と


綺麗な羽根もまとわりついた花粉も色褪せていく
空回りする気持ち 其れでもきっともう絶えてしまう
すべて忘れてくれればいい そう願ってた蝶々

さようなら、と


そう蝶々は告げ、蜘蛛はずっと黙視してた
見えない糸が存在するかのように蜘蛛は動かない
残ったのは鮮やかな蝶々の羽根と蜘蛛の死骸


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まじゅ

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