「才能」について思いついたことなど。 - 2004年04月05日(月) 限りなく自虐的な気分で。 (1)オリンピック選手は、あんなに練習してすごいなあ!とか言いながら、僕はいつも「自分にオリンピックでメダルが取れるくらいの才能があれば、同じくらい頑張れるさ」とか思っている。 (2)ああ、やっぱりあの人は良家の子女だなあ、とか「住む世界が違うなあ」とか感じて哀しくなることもあるのだ。でも、もっと哀しくなるのは、世間一般からみたら、おそらく自分もその「良家の子女」の範疇に入っているんだろうな、と実感するときだ。 (3)いっそのこと、皇族とか、名門政治家とか、中途半端じゃない超エリートに生まれてみたかった、とか感じることがある。「パンが無ければ、お菓子を食べればいいじゃない」と素で言えるような人間に。 (4)イヤだったピアノが好きになったのは、周りが誰も弾けなかった難しい曲を僕だけが弾けるようになったからだ。「好きこそものの上手なれ」とは言うけれど、エラーばかりなのに野球をやりたがる人はあまりいない。 (5)とはいえ、エラーしたときに「畜生!」と思うか、「今度はこうやったら取れるかな」と思うかで、たぶんその先は違ってくるのだろう。 (6)日本人ってバカだなあ、と思うのは、こんなに誰にでもチャンスがある国は世界にほとんど無いのに、みんな「2世」とか「名門」とかをありがたがるということだ。自分たちで階級社会をつくってどうするんだ。 (7)だいたい、「自由の国」とか言うけどさ、生まれ落ちた瞬間にマイケル・ジョーダンにはなれないことはわかるが、田中角栄にならなれる可能性はあるような気がしないか? (8)何もしないで、ある日突然開花する才能なんて、本当にあると思う? (9)世の中には、「自分の才能を使っていない」ということを自慢する人間が、なんて多いことか! ...
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