「よいお年を」について考える。 - 2003年12月25日(木) もう今年も残り一週間も無くなってしまったから(おまけに、僕の職場は明日が御用納めなので)、「よいお年を」という挨拶を既に何度かし始めている。 一週間に一度しか行かないバイト先だとか、明日は外勤で会わない同僚だとか。 「よいお年を」という言葉が、昔から僕には疑問だった。 正確には「よいお年をお迎えください」なのだろうが、これは、どの期間を指すのだろうか? (1)来年一年間が、「よい年」でありますように。 (2)よい「お年を迎える」つまり、年末に息災でありますように。 (3)年末から年始にかけて (4)その他 なんとなく(1)のイメージがあるのだが、現場で「よいお年を」を使う相手というのは、来年も会う人というのがほとんどだと思う。初対面の人にする挨拶ではない気がする。 そう考えると、年賀状のように「1年の計」として「今年はいい年でありますように」とか「今年もよろしく」とは、ちょっと違う印象がある。 大晦日の22時とかに「よいお年を」なんて、言わないような気もするし。 (それ以前に、その時間に人と別れるという状況がないのかもしれないが) ひょっとしたら、昔は年末に借金とりとかに追われている人が多くて、「無事年を越す」というのが、すごく大変だったのではないか、などとも想像してみるのだが。 僕の実感としては、(3)なんだけど、どうだろうか? しかし、いずれにしても、この挨拶はいかにも日本的であるような気もする。いくらでも、解釈のしようがある。 そして、僕はこの言葉が嫌いではないのだ。 当直明けのボーっとした頭で、「あけましておめでとう」というより、よっぽど説得力がある。 それでは皆様、よいお年を。 (あっ、マニ憂の更新は、たぶん年内にまだ何回かあります。予測ですが。) ...
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