どうしてそんなに、他人のことが気になるんだろう? - 2003年11月20日(木) どうしてそんなに、他人のことが気になるんだろう? そういうふうに思うことってありませんか? 例えば、昼休みに弁当を食べながら雑談をしていると「えっ、それ誰の話?」って、必ず聞いてくる人。 例えば、パチンコ屋でボーっとしながら玉を弾いていると、「それ当たるよ」とか「残念だったね〜」とか話しかけてくる人(こういう人は、本当にこちらが当たりまくると、黙り込んでしまうことが多い)。 サイトなんてものをやっていると、いろんなリアクションをいただくことがある。 嬉しいものもあれば、意味不明なものもある。 「あなたは間違っている!」と言ってくる人もいる。 どこが間違っているか具体的に書いておいてくれれば修正しようもあるのだが、ただ「間違っている」だけじゃ、対処しようもない。 僕だって、他人の書いたものに憤りを感じることはあるが、だからといってわざわざ批判メールを送ったり、掲示板に非難の書き込みをすることはない(ごめん、正確には「無くなった」です。以前は「そういう考え方はどうでしょうか?」みたいなメールを送ったこともあります)。 なぜかというと、この広い世界で、自分の観点からみて「間違った考えを持っている人」に対して直接攻撃を仕掛けることには、センティネルの大群に水鉄砲で向かっていくくらいの効果しかないからだ。 人間をひとり説得して、考え方を変えてもらうためには、どのくらいの時間が必要だろうか? 他人の考え方を変えさせることができるかどうか?ということそのものが問題なわけだけれど。 少なくとも僕は、誰かがネットのどこかの個人サイトでひどいことを書いていても、それをいちいち訂正してまわるような気力はなくなった。 そんなに苦労をして、誰かひとりの考えを変えても、コストに比べてメリットが少なすぎる。そこまでして自分の正しさを証明したいのなら、もっと広い世界に対して発信すればいいのに。 僕は宣教師じゃないし、そんなどうでもいい人の考えを変えるのに使う時間があれば、新しい何かを書いたほうがマシだ。 ただし、自分のサイトは別だ。僕の家を荒らされては困るので守る。 それにしても、「他人のことが気になる人」が、世間にはどうしてこんなに多いのだろうか? いや、気になるくらいならいいのですが、矯正しようというのは、思い上がりであり、よけいなお世話です。 要するに、「文句を言いたくなるようなサイトは、いちいち相手にせずに、スルーしたほうがいいですよ」ということだ。 たぶん、そんな時間があったら、他にコミュニケーションをとっておくべき相手がいるはずだからさ。 …とか書いたら、「私のことですか?」とか思う人が出てきて困ったりするわけなのですが。 僕のような小心者は、「悪口言ってもいいから、聴こえないように言って」と願うばかりです。 ...
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