暴言のための暴言なんて、もう要らない。 - 2003年07月22日(火) 暴言を吐く人、というのは、どこにでも存在する。 とくにネットの世界では、匿名性もあって(断っておくが、ネットの匿名性なんて、信用しないほうがいい。あなたが匿名なのは、「わからない」からではなくて、今のところ「あなたのことを面倒なことをしてまで知る必要がない」と考えている人ばかりだからだ)、確信犯的に他人の悪口を書いたり、物事に文句をつけたりする人がいるのだ。 とはいえ、掲示板に書き込みをしたり、サイトをやっていたりすると、やっぱり、何らかのリアクションが欲しいのが人情だろう。 しかし、「普通のこと」や「当たり前のこと」をいくら書いても、よほど上手くなければ(もしくは、かわいい女の子でもなければ)あんまりリアクションなんて得られないものだ。 でも、いわゆる「暴言」とか「誹謗中傷」なんてのは、「非難」であれ、「反論」であれ、なんらかのリアクションを生み出すことが多い。 結局、どんどん、「文句のための文句」や「暴言のための暴言」をはじめるようになってしまって、どうしようもなくなるのだ。 書きたいことじゃなくて、反応がありそうなことを書いてしまって自己嫌悪という、悪循環。 暴言を繰り返す政治家をみて、自分がどう思うか考えてみたら、「暴言のための暴言」なんてのが、いかに自分の品位を貶めているか、わかりそうなものなんだけどなあ。 でも、ついつい派手なほうへといってしまうのだ。 そんなことを考えつつ、僕は、「今日もやってしまった…」などとひとり悩んでいたりするわけだ。 しかし、昨今ではいくら暴言でも、「面白い暴言」でないと、誰も相手にしなくなっている。 辛い時代だね。 ※この文章は、自戒の念をこめて書いているもので、特定の他人を誹謗中傷しているものではありません。 ...
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