マニアックな憂鬱〜雌伏篇...ふじぽん

 

 

『週刊少年ジャンプ』の黄金時代! - 2003年07月16日(水)

1983年「北斗の拳」開始当時の『週刊少年ジャンプ』の連載陣
(別冊宝島・『僕たちの好きな北斗の拳』より)

・Dr.スランプ(鳥山明)
・キン肉マン(ゆでたまご)
・CAT'S EYE(北条司)
・キャプテン翼(高橋陽一)
・よろしくメカドック(次原隆二)
・ウイングマン(桂正和)
・コブラ(寺沢武一)
・天地を喰らう(本宮ひろ志)
・シェイプアップ乱(徳弘正也)
・風魔の小次郎(車田正美)
ほか…

 というラインナップを見て、このころがまさにジャンプの黄金時代だったよなあ、と思ったのです。これに「北斗の拳」が加わったわけですから。
 実際に「発行部数日本一!」を塗り替えていくのは、この後の時代になるわけですが、その頃(たぶん、これから数年後くらい)の『ジャンプ』は、僕たちからすると、「最近のジャンプは面白くないなあ」と思うようになってからのことで。
 「内容がピークを過ぎた頃に、人気のピークがやってくる」という「東京サンシャインボーイズの法則」は、ここにもあてはまっているのです。
 当時小学校高学年だった僕にとっては、当時の「ジャンプ」は、すごく背伸びした本で、「Dr.スランプ」や「キン肉マン」はともかく、「CAT'S EYE」や「コブラ」なんて、読んでいるだけで「オトナの世界」を感じさせられたものでした。といいつつ、コーラのビンで「サイコガンごっこ」とかをやっていたわけですが。
 だいたい「シェイプアップ乱」とか「天地を喰らう」の第1話とか、「少年誌がこれでいいのか?」と子供心に思ったものです。
 でも、そういうのが子供にとっては面白かったんだよなあ。
 
 今の『ジャンプ』は、お行儀良くなって、「子供の教育上よくない」なんて言われなくなったんでしょうし(「世紀末リーダー伝たけし」の作者が買春で捕まったとき、「子供の夢を壊した」なんていわれたくらいですから)、青年誌も隆盛ですから、昔ほど「大人向けのマンガ」は載らなくなったんでしょうけど、それはそれで、今の子供たちはけっこう、「子供騙しだな」とか思ってるんじゃないか、という気もします。
 
 まあ、少なくとも20年前と比べても「マンガが子供に悪影響を与えている」とは言い難い気はしますね。
 20年前の悪影響が、当時の子供が親になってから効いてきてるのかもしれないけどさ。

 でも、本当に面白かったんだよなあ、当時の『ジャンプ』は。


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