「アクセス庵」言及・「メディアへのリンク制限」への懸念。 - 2003年04月04日(金) この「マニアックな憂鬱」を読んでいただいている方は、どういうルートでたどり着いた方が多いのだろうか。 一応裏日記だからして、表のほうからリンクは張っていないから、存在自体を知らない人も多いだろうと思われる。しかし、「アクセス庵」を見ていると、毎月けっこうな数のお客様が流れてきてくださっているようなので、ここがメインルートなのかもしれない。 あとは、「Read Me!」とか、雑文速報、日記才人がパラパラといったところか。 それと、アンテナ登録してくださっている方が何名か。 まあ、いずれにしても「表のサイトのことを全く知らないで、こちらだけを読んでいる」という方は皆無のような気もする。 このサイトの性格上、あまり目立つとイメージ戦略に破綻をきたしてしまう可能性もあり(最初からないんですけどね、イメージ戦略なんて)、こういう形式にしているわけだ。僕の個人的なポリシーとして、表サイトでは、サイトのことをサイトのネタにしないようにする、というのもありますし。 しかし、裏日記というのも実はやっかいな存在で、ほんとうは「テキスト庵」とかに更新報告している時点で、裏でもなんでもないんだよなあ。ほんとに誰にも読まれたくない日記であれば、まったく外界との交通を無くしてしまうか、いっそのこと紙に書いてしまえば良いのだが。 たまには裏日記らしく、最近のサイト運営上の悩み。 ネット上の新聞や雑誌の記事への直リンクおよび引用は、今後ますます難しくなってくることが予想される。まあ、今のことろは僕のところのような小規模サイトはお目こぼしを受けている状況のようだが。 記事に著作権があることはわかるし、今後ますます、ネットができる環境にあれば新聞を契約して読もうとする人は少なくなるだろう。 これも歴史の流れだし、表サイトの読書日記も、近々看板を下ろさなくてはいけないかな、と思っている。ほんとうは、本をちゃんと読んで適切な引用ができていればよかったのだろうけれど。時間のなさと人目を引くことへのこだわりから、本道を外してしまっているのでは?という自覚はあった。 しかし、ひとつ気になることは、そのような引用やリンクを貼っての言及が不可能になれば、誰もマスメディアの世論操作(無意識のものも含めて)について、発言ができなくなるのではないか?ということだ。 ネットは、もともとは投書や電話といった、あまりにも非効率的なマスコミという権力への対抗手段しか持たなかった一般市民にとっては、革命的な道具だったと思う。 もし、「リンクはTOPで、リンクするためには、メールで許可を」ということであれば、リアルタイム性は大いに失われるし、都合の悪い言及については、リンク不許可にするという対応をしてくるだろう。 もともと企業なんだから仕方ない、といってしまえば仕方がないが、それでは「個人情報保護法案」に反対し、公益のためのメディアの自由を叫ぶのと矛盾していないか。 何よりも、メディアに対する批判を封殺するために、無断リンク・引用禁止が利用されるのを強く懸念する。 ところで「アクセス庵」のことなのですが、ランクに入っているのは嬉しいなあ、と思いつつも、うちのサイトは、ブックマークしたりアンテナに入れたりするほどじゃないのかなあ、と悩んでもいるのです。 ...
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