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■ 東京セレソンデラックスの舞台『くちづけ』(ネタバレなし)
今日は、今までに観たことがないタイプの舞台を観ました。 基本的に、コメディー過ぎる作品は嫌いなんだけど、これはなかなか見応えがありましたね。 笑いあり、涙ありと謳われる作品だけあって、笑い声とすすり泣き声がずっと聞こえてる会場でした。 カーテンコールで、会場のお客さんも出演者の役者さんも共に泣いてる作品って、なかなかないんじゃない? 私は初めてだった、あんな雰囲気。
ネタバレになるので簡単に書きますけど、舞台は軽度の知的障害者のグループホーム。 脚本家の宅間孝行が、10年前に新聞記事に載ったある事件を元に書いた作品で、なかなかの社会派ドラマでした。 でも重い感じはなくて、まぁ〜すんなり観れる内容ではありましたが、正直なところ、私は劇中泣いたり笑ったりは一切できなかった…
私には近々、介護つきマンションに入居する予定の障害者の妹がいるから… 当事者だからなのかどうなのか、冷静に観てたなぁ〜 身につまされるということでもなく…
今仕事でも、高齢者のグループホームや介護つきマンションに訪問看護に行ってるので、ほんとリアルに近くにある問題として観ていたからかも。
一見、軽い内容の悲喜劇に見えていながら、でも実は内容は大変濃いものでした。 知的障害者やその施設の問題のみに留まらず、昨今のいじめや差別、ホームレスの問題や冤罪の問題など、深く考えさせられる内容で、これはちょっとお勧めしたいと思って。
東京セレソンデラックスの舞台は初めて観たけど、宅間孝行という人はたまにTVドラマで観ていて、頭の片隅に多少残る役者さんではあったけど、でもこの舞台を観て、またさらにプロフを見て、宅間孝行という人に大変興味を持ちました。 知らなくてびっくりしたんだけど、この人の手がけた脚本の作品が、ほとんど私の好きな作品だった!
それに、TVドラマや映画よりも、舞台の方がより社会に強く訴えてくるものがあるなぁ〜と、ここ最近は特にそう思う。 だから、費用はかかるけど、これは絶対観たい!と思う作品は観るようにしてます。
今まで観た作品(舞台)で本当に心に残った作品は(私の場合、厳選してるからハズれはほとんどないんだけど…) ミュージカル『レ・ミゼラブル』(原作、ヴィクトル・ユゴー) ミュージカル『ミス・サイゴン』(ベトナム戦争が題材) 『奇跡の人』(ヘレン・ケラーの半生を描いたもの) 『レインマン』(映画レインマンを椎名桔平と橋爪功のコンビで) 『異人たちの夏』(映画の舞台化、これも椎名桔平主演で) 『組曲 虐殺』(蟹工船の作家で有名な小林多喜二の半生を描いたもの)
今後、観る予定の舞台は『ジャンヌ・ダルク』主演は堀北真希。
ちなみに余談。 劇団四季のミュージカル『エビータ』(アルゼンチンに実在したファーストレディーの物語)はちょっと期待ハズレでした。 私的には、まだ映画の『エビータ』(マドンナ主演)の方が良かったですね。 CDまで買っちゃったもんね♪
あと、ミュージカル『アニー』は子どもと一緒に観るには、お勧めの作品かな♪
2010年09月24日(金)
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