ひとひらの想い

2009年04月10日(金) 解き作業

二十歳になるかならないかぐらいの頃、無職・引きこもりであまりに暇すぎて
浴衣を縫ったのです。
心の乱れが縫い目に出てたり、この浴衣を着て花火大会に出かけ、えらい目に
遭ったりで、あまりいい思い出がありませんでした。
良かったのは、珍しく母が衿つけをやってくれたことぐらいかなあ。
(自分では縫えなかった)

ずっと着ないまま持っていたのですが、思い切って解きました。
すでに後ろ身頃はミニカーテンになってまして。
他の部分を解いて、姿見のカバーにしました。
ただ、切った部分を縫い付けただけなんですが。

他のハギレは雑巾に。

自分で思うままに縫ったので、解くのもちょっと大変でした。
変な部分に玉止めがあったりして。

ほんとに和裁の上手な人は、解くのを前提に縫うのだそうですよ。
すごいですね。
でも、戦前の日本女子は、みんな出来てたことなんですよねえ。
考えようによっては、人って後退してるのかも。
面倒なことは、わりと人任せ、機械任せだったりするもの。

着ない浴衣があと3着もある。
うち2着は花柄なので、のれんにいいかなあと思ったり。
作るのはいいけど、解くのが・・・。
仕立て上がりだからミシン縫いなのです。
これ、面倒・・・て、言ってちゃ始まらないですね。
なんとか頑張って解いてみようかな。


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