蛍桜

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だから私は歩いてるんだ

空気は私を取り巻いてくれるけど
ただ、それだけで
それ以上でも、それ以下でもない

自分が何をしたらいいのかという現実は案外難しくて
自分がやりたいことはやっていていいことじゃないかもしれなくて
逆に、自分がやりたいことをやれる環境があったとしても
私がそれを本当にやるかは別問題であって
実際やらなきゃいけないことは
例えばよく出来た人間を装うことだったりするわけで

やりたいことはいくつか今言うことができる
そうなったのは成長だと思うし
それを実行できる力を持った、大人になった、
ということでもあるのかもしれない

自分が生きている意味とか価値とか
そういうことを考えるには少し大人になりすぎていて
自分を不幸で纏って、悲劇のヒロインにすることはもうできないし
したいとは思わなくなった

だけどたまに急にダメになって
腕を切ったり、泣いたり、人に訴えたりするけど
その全てが解決法にはならないことくらい分かっていて
根本の問題解決を望むなら、すべき行動はいつでも用意されている

ただ、それをするために
誰かに認めてほしい
自分がここにいることを実感したい
誰かに助けてほしい
支えてほしい、褒めてほしい

そういう気持ちが大きいのかもしれない



学校に行っていたころは、いやでも人と関わらなきゃいけなかった
でも、休むことを選択することで、それを拒否出来た
学校を休んでいる罪悪感や
みんなからなんて思われてるのか分からない後ろめたさはあったけど
それでも私の中で確実に軽くなるものはあった

でも逆に夏休みに入って、何もなくなって、することもなくなって
人と関わらなくなって、一人の時間ばかりが過ぎて
いろいろ意味のないことまで考え初めてしまって
私はどんどん泥沼に入って行って
怖くなって、世界から置いて行かれた気になって
何を、どうしたらいいのか、わからなかった

夏休みになると、それは嬉しいことのはずなのに
私にとっても、それは歓迎すべきことなのに
その間の私は、太陽を見る時間も減って情緒不安定になる

やっぱり人間って太陽に当たらなきゃだめなのかな?
それとも私が、何も与えられない環境で
宙ぶらりんにされることが怖いだけなのかな

特に今は、私が働かなくなったら生活が成り立たなくて
もちろん、香川に帰るっていう選択肢もあるけど
そんなの、最終的な決断であって

私はただ、ぐだぐだと家で寝てるだけでいいわけないって
分かっているし、そうなりたくもないし、
そうなっていられる環境でも、それに甘えていたくないから
どうにかしなきゃなって、思って

とりあえず、考える時間がたくさんあるっていうことと
人と関わる時間が極端に少ないってことと
太陽をあまり見ていないっていうことと
自分がだらけているって感じてしまうことと
お金を稼いでない自分に価値がないと思ってしまうことを考えると

短期でもいいから、働きに行こうと思った

もちろん次の仕事は決まっていて
それまでの間に仕事をしなくても生活はしていけるんだけど

それじゃ、私の気が済まないから

短期のアルバイトを探すことにした
私のために

こんなに仕事好き人間だって知らなかった
いや、仕事をしていたらいやにはなるけど
短期の仕事って結構好き
その一回きりで終わるっていいよね
そのあと何を言われていても関係ない
そのとき何か失敗をしていても、上司ともう顔を合わせることもない
その一回を純粋に楽しんで、純粋にお金をもらえて
時間つぶしになって、自分が外に出た気分になれるから
だから、仕事をしようと思う
自分が宙ぶらりんじゃないって感じるから、気持ちが安定する


誰かに養ってもらって、家でだらだらすることは
私の性に合ってないみたい
働いている、というだけで充実感があって
それだけで、いいことをしている気分になる
それに、それだけで大人になった気がする

高校のとき、学校はアルバイト禁止だったけど
内緒でバイトを始めたとき、新しい世界が見えて
ああ、大人になったって思った
その時だって、別に働く必要なんてなかったし
働いたお金も、何にも使わなかったけど
働くことに意味があったように思うし
たまに嫌になるけど、親に甘えてるよりは自分を安心させることが出来た
専門学校に入って、学費を自分で出すようになってからは
「自分で稼いで学費を払ってる」という充実感もあって
それはそれで楽しかった
最後はやっぱりめんどくさくなって、遊びたくて、やめちゃったけどね

今は、養ってもらったり、甘えさせてもらうことはできても
もしかしたらそのうち邪魔だって思われるかもしれないし
もしかしたらそのうち必要ないって言われるかもしれない
何より私が養ってもらうことがよくても
甘えていることが嫌だからお金を稼ぎたくて
役に立ちたい、というよりは、ここに居ていい理由を自分で作りたくて
必死に、必死に自分の居場所を作ってる

だけどその居場所がたまに崩れかけた時に
私は何を支えに、立っていられるんだろうって考えると不安になる


今、私の気持ちが不安定なのはなんでだろうって考えてみた

一か月、仕事をしていない時間ができるのが
とても悪い、と感じるから
家でだらだらしてることがいいことだとは思わないから
生活費を私も出さなきゃいけないこと分かっているから
何も言われないけど、逆に、甘えていいよって言われるけど
それでもそうしたくないっていう意地が私にはあるから

自分のために、生きる意味を探さなくちゃ
ここにいる意味を、作らなきゃ

そうしないと、あまりに不安定で困ってしまう

昨日、腕を切ろうと思ったけど
切らなくても、今日、アルバイトの面接の予約を入れることができた
自分で前に進むことは出来る

そのことを、私は今まで生きてきて、ちゃんと理解はしているから
やれることがあるなら、やるしかない

今の現状に満足してないなら、なおさら
自分の存在意義を問うなら、なおさら

多分、一人で考え事する時間が増えたことが
私にとってよくなかったんだとも思うから
そういった時間がなくなってくれれば
私はまた、頑張れるんじゃないかな、と思う

というか、頑張りたいんだよ

私がここにいるために
とりあえず存在意義を考えなくていいくらいに充実したいし
とりあえず突然泣きたくなる時間っていうのも辛いし

自分のことを誰も理解してくれなくても
仕方ないって言いきれる強さはないけど
理解してもらえるように努力はしたいと思うから

そのためには、ちゃんと、足を付いていなきゃいけないから

頑張るんだ

頑張るって言葉は、ありきたりだけど
頑張るしかないんだ
2008年09月09日(火)

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