蛍桜

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今からあなたの元へ走るよ
みんな、何かしら我慢してるんだ
何かしら悩んでいるんだ

そのことに気づけないなんて
ほんと、バカだった


++

結局私は誰でもいいんだ
私を心から愛してくれて
私を最後まで離さないと言ってくれる人であれば
誰でもよかったんだ
愛情の前に情が湧いて
それで離れなくなって
私はそのほうがいい
愛情なんかを求められるよりも断然いい

だけど
私を心から愛してくれて
どんなに暴れても一生離さないと言ってくれる人は
この世の中に一人もいなくて

私はこうやって傍に居てくれるなら
誰でもいいと言っていても
外から見ている人にとっては
私が、私じゃなくてもいいんだ
私が私で居る意味なんてないんだ

「誰でもいい誰か」を求めている私は
「私じゃなくてもいい」んだ

代わりがきく立場にしかなれないのは
自業自得なんだ

++

私の知らないところで
私のよく知っていたはずの人が
笑ってるって
不思議な気分だね

私がいないところでも
生きていける人たちを見ると
悲しいのね

当たり前だけど
分かってはいるけど

私が居なくても
この世界は
みんなは
何も変わらないのね
それでも
繋がってたってことは
変わるんだね
なんて思うよ

++

辛くなったら
言葉を吐きたくなったら
誰かに頼れるような
素直な女になりたくて

だけどそうなれるようになる前に
頼りたいと思える誰かさえ居なくなったから
気持ちを共感しあえる誰かがいるってことが
うらやましくてしょうがない


++


今からあなたの元へ走るよ
足がちぎれ落ちるのも忘れるよ
五体が届かなくとも
この脈打つ心臓を見てくれ
あなたがいるから鼓動を刻み
あなたがいるから紅く染まるよ
あなたがいるからぼくは生きられる

あなたがいなけりゃ
ぼくは・・・死んでるよ


【心臓】
2007年05月28日(月)

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