| 蛍桜 |
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| 思いがけない一言 |
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今にも枯れてしまいそうな道端の白い花が 私に一言を告げた その一言はあまりにも思いがけない一言で あまりにも私を喜ばせる一言で 素直に嬉しいと思えた 久しぶりだったかもしれない 心が安らいだ気がしたよ ありがとう でもどこかで 胸のどこかで それは嘘なんじゃないかって 思ったり あの子がいたんじゃないかって 思ったり いなくても平気だったんじゃないかって 思う 素直に喜べても 素直に信じれない 信じたかったはずなのに 道端の白い花がもう一度 もう一度私に「信じろ」って言ってくれたら 私は首を縦にふるはずだった でも 今はもう無理 素直にうなずけない 犬が残していった足跡に私は一言告げた その一言は何も考えてなくて ただふと出た言葉だった その場を和ませたかっただけかもしれない でもそれは 犬を傷つけることになったみたい ごめんね でも悪気はなかったの それが言い訳 霞んでいくこの世の中にふと立った犬は 私に涙を見せないで にこって笑ってたね 二回目に出会ったときは 犬は私に気づかずに去った けれど それは本当に気づかなかっただけなのかな? ふと、そんな疑問が過ぎるんだ ほんのり心の中に浮かんでいる光が 私に一言を告げる その言葉は今の私にはあまりに意味をもたなくて 素通りした 君がくれた一言が 今の私にとって一番大きいよ 今いないあなたは何を思っているのでしょう 私にそのことを伝えた鈴は何がいいたいのでしょう? 私が悪いと? 私が傷つけたと? うぬぼれてるんじゃねぇよと? 消えろ、と言われたのと同然で だったらそうしてやろうかとそう言えば 必ず止めてくれる 甘えさせないで どうしたの?って聞かれただけで涙が溢れそうになる それを止めることはあまりにたやすくて 私は不幸者ぶってるだけなんじゃないだろうか 偽善者ぶってるだけなんじゃないだろうか 泣きたいわけじゃない だけど自分に同情するために泣く ねぇ冬休みはいっぱい寝ていっぱい遊ぶつもりだった 一番いたいこの場所で いっぱいいっぱいいるつもりだった だけど忙しさにまぎれるのもいいとおもった こんなの初めてだよ 何も考えたくないから 忙しさに逃げる ねぇ 考え事してるときって 私、仕事とか結構うまくいくんだよ 何気にリアル 明るくなれるんだよ 現実逃避が昔から上手かった 父が教えてくれた大きなことだったのかもしれない あの青い光が差し込む朝 病院からの電話 父は死んだという母の声、表情 まだ隣で寝ていた姉 平然とそうか、とうなずく私 あの頃私はすでに現実逃避覚えてたんだね そしてその先は覚えてない 偽善者ぶるのもいいかげんやめろと 不幸者ぶるのもいいかげんやめろと いい加減 誰かが嫌気さしてる頃だろう 誰も好きになれない 自分を好きになれてないから 私が誰かを好きになればきっと その人をつぶしてしまうんだろうね 私の存在は重いだけなんだろうね この場に必要ないと言われるのは時間の問題 この場に必要ないと悟るのはもうすぐのこと いや もう気づいてる 2003.12.29 21:47 |
| 2003年12月23日(火) |
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