蛍桜

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トンネル

眩しくて
あまりに眩しくて
ただ足元だけ見て歩いてた

コスモス畑へと足を踏み入れようとしたけれど
太陽が向かう先にあって
あまりに眩しくて
向かうのをやめた

誰も来ない冷たいコンクリートの道を
一歩一歩のろのろと足を出して
目的地があるわけじゃないのに
歩いてた

その先にトンネルがあるのは知ってた
そのトンネルをくぐる気はなかった

近づくにつれて聞こえてくる轟音
風が流れる音
ほんのりおれんじ色に染まったコンクリート



足が竦(すく)んだのは
思い出すことがあったから...?



2003.11.14
2003年11月12日(水)

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