| 蛍桜 |
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| そして蝶は羽ばたく |
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海の波が月の光に照らされて輝いてた 僕の顔を映した水面は 皮肉にも僕の顔を歪ませた 青い鳥がいるよと君が指差す そんなことあるはずがないと顔を上げた僕の目には 青い鳥なんてどこにもいなかった ほらあそこ 君が興奮したようにいうけれど分からなかった 僕には闇しか写ってなかった 信じられるものはすべて君と見つけたはずなのに 青い鳥は姿を現さなかった ただ君と生きていればいい 青い鳥なんて必要ないじゃないか 闇は泣いた もし僕が明日の朝灰になってたら 君はどうする? 風に僕が飛ばされたら 君はどうする? そんなこと聞いても期待の答えが返ってこないのは 分かりきっていることだから 青い鳥よ どうか どうか... ――――僕を灰にしないで 闇が嘲笑(わら)った 夕日がぽっかり浮かんでた それもいつかは沈んでしまうものなんだと あきれたように僕は空を見つめた 幼い頃の僕も あの夕日を見ていた そして今の僕も夕日を見ている あの頃の未来に あの頃の未来の夕日に 僕は今照らされている 白薔薇が夕日に照らされて オレンジ色になってた 潮風がどこかから吹いている そんなことに気をかけながら 大事なことに気をかけれなかった 僕はここで誰を待っているのだろう 過去の自分? いや今現在の誰か それとも何か別のモノ 白薔薇はいつもそこにいた 昨日も今日もきっと1時間後も明日も オレンジ色の服を纏い 君は誰かを待っているの? 星が輝いてた 星 空が輝いてた 空 この手を伸ばせば星をつかめる気がした 僕の一番大切なものはなんだろう 大切なものはどこにあるんだろう きっとすぐ近くにあるんだろう でも僕と大切なものの間には きっとガラスがあって もし見つけたとしてもつかめないんだろう もどかしくて ただ見つめるだけで そうしていくうちに大切なものになるんだろう あれ? はじめから大切なものだった でも後から大切なものになった なんだろう 僕は命を持ってる 彼は命を持ってるのだろうか I have a life. ...NO... いつも君とは画面越し ――――蝶は海へと出かける |
| 2002年08月27日(火) |
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