| 蛍桜 |
| ≪BACK | TITLE LIST | NEXT≫ |
| 普通よりもちょっと下 |
|
ほどほどに、 私は生きている。 普通よりもちょっと上にいれればいいなんて、 気軽に考えてる。 でも実際はどうよ? 普通よりもちょっと下に私はいる。 理想の私は普通よりももっともっと上だけど 現実の私は普通よりもちょっと下で 現実的に考えた理想の私は 普通よりもちょっと上だけど 現実の私は普通よりもちょっと下で。 別にそこまで勉強できないわけじゃないし、 そこまで運動できないわけじゃないし、 歌下手なわけじゃないけど、 あぁ、ちょっとバカだなぁ、って思う程度で あぁ、ちょっと運動オンチだなぁ、って思う程度で あぁ、ちょっと歌下手だなぁ、って思う程度で 普通には届かないけど もうちょっとで届くくらいだから 私はどうすればいいのかわからなくなる。 どうせならさ、 もっともっと上か もっともっと下がよかったのに。 もっともっと上なら、 気楽になんでもよくって、 普通にいつものハードルなんて飛び越えれるのに。 もっともっと下なら、 すごく高いハードルを飛び越えるのは 夢のまた夢だと思いながら それでも、それじゃだめだって すっごく小さいハードルから 少しずつ大きいハードルを越えていって 「普通」を夢見て、かっこよくなれるのに。 夢を見るのってかっこいいのに。 私はなんでこんなに中途半端なんだろう。 夢を見ることもできず、 夢を手に取る事もできず、 ただ普通よりも下で中途半端で。 このまんまでいいかぁ、なんて思いながらも こんなんじゃいやだと思う。 だけど普通よりちょっと下から 普通を目指すのは一番難しい。 普通よりももっともっと下なのは 目標高く、集中して、力の限り力を出して、 普通のハードルをとべるけど あと数ミリって所でとべない私は これ以上とぶ術もしらないし これ以上とびたいとも思わないから・・・。 そんな数ミリのために 私は熱くはなれないから。 一生普通よりもちょっと下のまんまなんだろう。 |
| 2002年06月09日(日) |
| ≪BACK | TITLE LIST | NEXT≫ |
|
My追加 ‖ メール enpitu skin:[e;skn] |
|
Copyright (C) 蛍桜, All rights reserved. |