蛍桜

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心にポッカリ穴が開いた


私がいたら心強いかな、って
         そんなはずないのに

 なんとなく
    ココに自分がいて
        ちょっとだけむなしくなる


自分がいることで
    なにかが変わったら
         ちょっとだけ嬉しいけど
              やっぱ虚しい気がする


  こんなときしか
    自分を主張できない自分が
       行動できない自分が
           すごくイヤになってくる







「そのうち会おう」と笑って手を振った
「そのうち」なんてもう ないこと分かってる
毎日誰かと平気な顔して
虚ろな約束交わし
すれちがった手はどこへ行くのだろう

僕らはずっと無邪気なまま 両手広げ
気ままに渡る青い風を
ほほに受ける
今はまだ夢だと認めたくないけど

僕らはずっと裸足のまま この浜辺で
きらきら揺れる白い波を 追いかけてる
いつかまた会えると信じられるように

「変わってないよ」と言えずに飲み込んだ
思いを休ませる場所のあてもなく
出せない手紙を捨てられないのは
終わりにしたくないから
傷つけあうのは離れられないから

遠くで叫ぶ君の声が なつかしいね
心は素直になれなくて もどかしいね
どんな切ない日も取り戻せないのに

数え切れない真夏の星 思い出せる?
心はいつも君といるよ 忘れないで
夜が冷たくても一人歩く朝も

輝く雲の城を越えて 虹を見せて
怖いくらいの夕焼けにも 足を止めて
二度と会えなくても
夜明けはやってくる



2002年05月21日(火)

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