それは突然起こった。
僕は愛車のモンキーで風になっていた。
どかっ☆
おっさんを轢いた。
「・・・。」
逃げるか?
そんな考えが一瞬よぎったが、それを阻んだ奴らがいた。
近所のおばさん包囲網(通称オバリゲード)である。
オバ1「小島さん(仮)のお父さんが!!」
その一声でわらわらと群れを構成する。
オバ2「救急車!!早く!」 オバ3「どうしたの?!何なの?!!」 オバ4「轢かれたらしいのよ!バイクに!!」 オバ5「警察!!その子逃がさないで!!」
かっ、かこまれたっ!!!
オバ6「あなた何処の子なの!?」 オバ7「もう警察呼んだからね!逃げられないからね!」
しかし何人集まってくるんだ??
合体してキングスライムにでもなるのか??
オバ8「あんた章さんとこの子じゃないのかい?」
・・だから地元は嫌だ。
警察到着→連行→事情聴取→病院へ
僕 「あ、さっきはどうも・・。ほんとにすみませんでした・・。」
小島さん「おれだったからこのぐらいの怪我で済んだものを・・」
・・時速20Kmのモンキーに轢かれて入院しちゃうのは 確かにあんたぐらいである。
小島さん「持ってた卵割れたから卵代ももらうからな。」
!!
続く
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