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スペアのスペア
2002年06月14日(金)

今日は学校へ。
家族以外の人間に会うのがこんな周期でいいのだろうか。
いや良くはない。

胃の具合がいまいちなので、昼ご飯は食べないで帰ってくる。
しかし帰り着くと3時を回っていて、さすがに空腹もピークに。
結構大量に食べてしまう。後悔。

普通じゃないことをしたいというよりは、
誰もやらなかったことをやってみたいと思う。
誰かが歩いた道を、誰かが着たことのあるものと同じつくりの服を着て、
誰かと同じ化粧品を使って……なんてことしかしていないと、
いやいやそれは私じゃなくてもできるだろう。と、
妙な歯がゆさを感じてしまう。
人間は少なからず、そういう面を持っている(変わり者でなくても)。
そうでなければ部屋の模様替えなんてしたがらないだろう。

自分にしかできそうもないことをするから、生きているのだと。
たとえ気付かないところに本体がいて、自分はそのスペアだったにしても
一生それに気付かなければ自分こそオリジナルだと信じていられる。
思いこみでもいいから、つまり思いこめるくらい、珍しく。
みんなそういうことがしたくて、創作に手を染めるのかもしれない。
誰も彼も、誰かに目に留めて欲しいのかもしれない。

………と、そんな果てしない(ようでいて誰かの受け売りのような)ことを
考えたのは、現在考案中のストーリーに関係があるからだった。
私はそんなに人間が好き、という方でもないと思っていたが。
ある時「デザインを学ぶんだったら人間が好きでなくちゃだめ」と
某K氏に言われて「えっ、じゃあ無理だ」と思ったことがあるが、
(そのK氏の違う発言を聞いて「あー私、この専門選んで間違ったかも」と
 思ったことがあるのだが、今はそうも思わない。K氏が間違っていたと
 いうよりは、それはただ見解の一つだっただけだが……)
私のはちょっと変な方向からの「好き」なのかもしれない。