蜜白玉のひとりごと
もくじ|かこ|みらい
思いつくまま次々と図書館の本を予約する。予約限度冊数いっぱいの20冊に達する。抜け目なく新刊もリクエストしておく。高山なおみ(チクタク食卓)と石田千(きんぴらふねふね)がいい。これらは買ってもいいくらいの本だけれど、図書館が入れてくれれば他の人も読めるわけだし。他館から取り寄せたり、予約待ち人数が多かったりで、届くまでの時間もまちまちだが、次の日にはもう6冊用意されていて焦る。帰りに図書館へ寄って借りてこなければ。
読めない読めないと言って読まずにいたらいつまでたっても読めないわけで、思い立ったらすぐ読めるような、もしくは、読まなきゃならないような環境に自分を置くことにする。少しでも心惹かれる本が本棚の真ん中の段(いちばん手に取りやすい高さで、図書館から借りてきた本はここに仮置きする)にずらっとスタンバイしている姿はなんとも頼もしい。いつでもどうぞと読まれるのをじっと待っている。
借りるのは川上未映子の詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』(中原中也賞を受賞したばかり)他に数冊と、太宰治生誕100年で太宰治と太田静子(太宰の愛人の一人)も。実は太宰はちゃんと読んだことはない。高校生のとき読んだかもしれないが全く覚えていない。
まるはあれから卵を産まない。抗生剤とカルシウム補充で見た目元気に生きている。お腹の腫れも少しひいたような気がする。本当に人騒がせな鳥だ。でも元気なのでよしとする。
|