蜜白玉のひとりごと
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金土日、インフルエンザの相方は寝室に閉じこもり、私はリビングに布団を敷いて寝た。お互いに相手に別の病気をうつさないように、食事のとき以外はなるべく顔を合わせないようにする。
金曜日は雨降る中を半べそで家に帰りつき、荷物を放り出し、着替え、薬を飲み、布団をかぶってとにかく寝た。熱と寒さで震えが止まらない。ときどき寝室から相方が様子を見に来てくれた。相方はタミフルが効いたのかようやく熱も下がり、やや落ち着いたように見える。
朝昼晩、薬を飲むために何か少し食べる。買ってきても、レトルトのお粥はふたりともあまり食べないことがわかった。熱や痛みはあるもののお腹を壊しているわけではないので、それぞれアンパンやバナナ、プリン、魚肉ソーセージ、カップスープ、カロリーメイト、ウィダーインゼリー、カップラーメンと冷凍しておいた玄米など、手間がかからずにすぐ食べられる物を食べる。豆腐とネギも買ってきたので一度は湯豆腐を作った。水分はポカリスエット、レモンウォーター、しょうがのはちみつ漬けをお湯で溶いたもの、野菜ジュースなど。
土曜日も日曜日も昏々と眠った。私があまりに寝っぱなしなので日曜日には相方は呆れていた。薬のせいもあったと思うけれど、とにかくいくらでも眠れた。横になって目を閉じるとすぐに眠ってしまうのだ。寝ている間、夢をたくさん見た。普段から気にしていることが次々と夢に出てきた。どれもこれも疲れる夢だった。
ついに月曜日は起きて布団をたたみ、掃除機をかけ、布団を干し、洗濯をし、スーパーに買い物に行って、お昼には親子丼を作った。片付けて図書館へ本を返しに行きまた借りて、薬局に寄って栄養ドリンクを箱買いして帰ってきたら、なんか寒気がする。調子に乗ってバタバタ動いたのがいけなかったかもしれない。でも主婦業はやらないでいるとどんどんたまって自分の首をしめていく。フラフラしながら晩ごはんにうなぎとおみそ汁とほうれん草のおひたしを用意する。熱37.8で、ふりだしにもどるのか。食べて、さっとお風呂に入って、明日の支度をして寝る。もう風邪はこりごりだ。
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