蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2008年09月29日(月) 秋、雑感

ほぼひと月ぶりに書く。

明日はもう勤務先のタイムシートの締切日で、そういえば先月も同じことを思ったなあと思い出す。一日、一週間がものすごい速さで過ぎていく。最近、乱視が進んだのか、タイムシートの「出勤」の文字が「出動」に見えて仕方ない。わかっているのに、毎日同じ見間違いをする。まあ、出勤も出動も似たようなものだ。

蝉が鳴きやんで秋の虫がにぎやかになってきたと思ったら、いきなり寒くなった。辛気臭い雨とともに季節はひとつ先へと急ぐ。手先足先がしんとつめたい。クローゼットの中身も、気持ちも、天候にまるで追いつかない。

秋といえば、どこまでも高く青い空に、夏の名残のような日差しと、かすかに冬の気配を感じるひんやりとした空気。この3つが同居して、はじめて秋の楽しみなのに。今年はまだ何ひとつ。

ふた晩続けてスープを作った。昨日は鶏だんごとゴボウの塩味スープ、今日は野菜と大豆のコンソメスープを作った。もう温かい食べものが恋しくてならない。

--------------------キ---リ---ト---リ---セ---ン---------------------------

昨日のこと。夜中までテレビで自転車の世界選手権を見た。このレースでパオロ・ベッチーニ(イタリア人)が引退する。相方とふたりで自転車に乗り、自転車レースまでも見るようになったのが3年前くらいで、その頃すでに、ぶっちぎりで勝っていた選手の一人が彼だ。世界選手権3連覇にはならなかったものの、うれしそうに満面の笑みを浮かべ、こぶしを突き上げてゴールをくぐる姿を見て、両目から一粒ずつ涙がこぼれた。大泣きはしないけれど、ちょっと切なかった。スポーツ選手の引退で泣くことなんてあまりない。


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