蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2007年08月10日(金) 夏に読む本

学生の時は当然のように夏休みがあり、働きはじめてからもわりと長めの夏休みがあった。それが今年は夏休みゼロだ。この春に仕事を変えたせいで、連続夏休み記録も29年目にして途絶えた。お盆休みも、有給休暇も、何にもない。さびしい。さびしいが仕方ない。夏休みなしで働いている人だってたくさんいるのだ。唯一いいことと言えば、朝の電車がすいていることくらい。世間は今日あたりから休みに入るのか、いつもならどどーっと乗ってくるはずの新宿駅でも、あまり人が乗ってこなかった。車内は風通しがよく、座ってゆっくり本が読める。

相方は明日からしばらく夏休みで、途中、愛する自転車(最近さらにグレードアップした)とともに帰省するようだ。相方と一緒に夏休みらしいことをして過ごす日はなく、なんだかなあ、悪いなあと思う。相方が帰省している間、私は東京に残りいつもと変わらず仕事へ行く。むー。何か少しでも楽しいことをしないと、腐ってしまいそうだ。せめて夏の課題図書でも読むか。トーベ・ヤンソン『少女ソフィアの夏』と江國香織『神様のボート』は夏にこそ、その良さがより濃く感じられる。

今週読んだ本は荻原魚雷著『古本暮らし』と小池昌代著『裁縫師』の2冊。夏バテか、電車に乗ると眠くなってしまいあまり読み進まない。寝ても寝ても眠い。暑い。焼けつくような日ざしはもうこりごりだ。秋がいい。秋が恋しい。早く秋にならないかな。秋になるといいことがある。


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