蜜白玉のひとりごと
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数日前から本格的な夏。せみも盛大に鳴く。寝苦しい夜が続く。
休日なので朝からエアコンをつけずに過ごす。家中の窓を開け、扇風機を回す。それだけ。永遠に我慢するの?相方が少し心配そうに聞くので、夜まで、または我慢できなくなるまで、と答える。平日はどちらも職場で冷房漬けなので、休みの日くらい本来の温度で暮らしてみようと思う。
ときどきゆるく熱風が流れる中、布団を干し、掃除機をかけ、洗濯物を干す。当然、汗だくだ。その後、虫に刺されないように長袖を着てハイソックスをはき帽子をかぶる。完全防備でおもてに出たら、伸び放題の雑草とジャスミンをふたりでばしばし刈り取る。雑草は背丈くらいまで伸びていた。毎日雨戸の開け閉めに邪魔で仕方なかったけれど、これですっきりする。おもてに出たついでに、メダカの水替えをして、水面を覆うホテイ草もきれいに整える。ちびメダカたちはぐんぐん大きくなって、もう大人と同じくらいになったのもいる。シロメダカみたいなのも混じっている。単に日焼けしていない「もやしっこ」なだけか、それとも本当に高級なシロメダカか?
ひとまずここで小休憩、シャワーを浴びて服を全部着替える。(休みの日はこれができるからいい。仕事だとこうはいかない。)お昼ごはんはそうめんと、ゴーヤのかき揚げ。ふだん揚げ物をしない私も、このかき揚げだけは作る。ゴーヤと玉ねぎと枝豆のほんのり苦くて甘い、大人の味のかき揚げだ。大鍋でそうめんをゆでるためのお湯を沸かし、傍らで天ぷらを揚げる。台所は灼熱だ。
午後は2回目、3回目の洗濯と、午前中やり残した拭き掃除。それから図書館に行き、スーパーに夕飯の買い物へ行く。一息ついてテレビをつければ東京は気温36℃だという。この中、エアコンつけずに一日過ごし、おまけに庭仕事をし、天ぷらまで揚げたのか・・・、相方とふたり、笑いが止まらない。暑い暑いと口にはするものの、我慢大会みたいでどこかおかしくおもしろく、エアコンなしでも大丈夫だった。汗がたくさん出て、気持ちいいくらいだ。
今週読んだ本。吉田篤弘著『空ばかり見ている』、小池昌代著『井戸の底に落ちた星』、吉田篤弘著『という、はなし』の3冊。ほかに『ジーンズをはいた女神たち』(著者名忘れ)というのも読みかけたけれど、つまらなくて途中でやめた。吉田さんの本はいったんこの辺でお休みしようと思う。やや食傷気味だ。どんなにおもしろい作品世界も、こうも立て続けに読んでいては飽きてしまうというものだ。
ネットで調べものをしていたら、たまたま「文壇高円寺」というブログを発見。おもしろいなあとちょっと寄り道して読み進めると、なんと荻原魚雷さんのサイトだった。図書館で予約していた『古本暮らし』がちょうど来た。タイミングがいい。
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