蜜白玉のひとりごと
もくじ|かこ|みらい
日曜日のこと(例によって休日に日記を書けず、あとになって書いている)。
夜、早めにお風呂に入って、布団にもぐって録画しておいた映画『トニー滝谷』を見る。薄暗くて静かで、美しく、だんだんに孤独がくっきりと浮かび上がる。ほとんど原作の文章そのままかと思われるようなナレーションと、さびしげなピアノの音。部屋の中にふわっと風が巻き起こる。映画自体は1時間ちょっとと短いけれど、話はこの調子のままどこまでも延々と続いていきそう。主演:イッセー尾形、宮沢りえ、音楽:坂本龍一、原作:村上春樹、監督:市川準。何度も見返したい映画になった。たぶん、そのたび毎に違う映画に見えると思う。
そうそう、宮沢りえはザクザクのショートヘアにしてから、本当にかわいい。特におでこが。肌はつやつや、瞳はきらきら、表情は朗らかで、肩の力が抜けて。一時期からは想像できないくらいに元気になった。よかったよかった。今、ほんだしのCMが好きで、テレビで流れるとはたと動きを止めて、じっと見入ってしまう。宮沢りえ扮する新米主婦のこはるさんとだんなさんが、ふたりで河原(野原?)でキャッチボールをする。今日の夕飯何がいい?ハンバーグ!そうくると思った。あとは?まかせた〜。おう、まかされた!と言い合いながら。こはるさんはその夜、リクエストのハンバーグに、さつまいもと小松菜とエリンギのお味噌汁を添えて出す。このお味噌汁、結構おいしい。うちでも昨日とおととい、連続で作った。うちはエリンギの代わりにしめじだったけど。
|