蜜白玉のひとりごと
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立冬。
東京は朝からぴかぴかの晴れで最高気温23.7度。とても11月の気温とは思えない。薄手のガーゼ素材のブラウスでさえ蒸し暑く、あの、冬になる前の切なくなるような秋はどこへ行ったのかと思う。
それでも暑いのは昼間だけで、日が沈むと低いところからすーっと冷える。お風呂からあがってしばらくすると、足の裏からふくらはぎにかけてが、まるで冷蔵庫で冷やしたゼリーのようにつめたくなる。冷えた足が気になって眠れないときには、となりで寝ている相方の足に自分の足を押し付ける。相方の足はいつでもうらやましくなるほどぽかぽかと温かく、私の冷たい足を嫌がる風でもない。外気よりつめたいんじゃないの、と不思議がり、つめたくて気持ちいい、と言う。
今日から朝ごはんのメニューを少し変えた。基本的にパン食なのはそのままで、ジュースはやめて牛乳に、野菜はちょっとずつ4種類用意するようにした。おかずは卵かウィンナー。パンはただのトーストじゃなくて、オープンサンドになることもある。時間のない朝に「野菜をちょっとずつ4種類」達成するには少し努力が必要で、前の晩からこそこそ準備しておく。結婚してからというもの、どこか行き当たりばったりではなく、用意周到になってきた気がする。いつも何か次のことを考えている。平日は特にそう。
あるある大事典で見たヒジキ入り豆腐ハンバーグのレシピがわからないので、想像で作ってみる。ヒジキの分量がわからず水に戻し過ぎた。豆腐のおかげでふわふわに焼きあがる。肉は少ししか使っていないけれど豆腐でかさが増えるので、たくさん食べてお腹いっぱいになってもこわくない。ソースよりもポン酢がよく合う。
角田光代『東京ゲスト・ハウス』を読んでいる。根無し草の若者たちの話。
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