蜜白玉のひとりごと
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| 2005年09月04日(日) |
ノウゼンカズラその後 |
ずいぶん前、サイクリング中にノウゼンカズラに覆われた家を見て、うちもノウゼンカズラが欲しいと思ったことを書いた。でもノウゼンカズラについて調べてみると、電柱に絡みついたり、つるを巻きつけて他の植物をも枯らしたりする恐れがあるので、結局その時は植えるのをあきらめた。
それなのに、ノウゼンカズラがうちの梅のあたりから勝手に伸びてきて、今朝ついに花が咲いた。どうやらずっと昔に、祖父か祖母が植えたものらしい。以前、おばが遊びに来た時に、あら、これノウゼンカズラじゃない、と玄関脇にひょろひょろと伸びたつるを指して言ったことがある。そのときはたいした感慨もなく、ふーんと思ってそのままにしていた。伸びたい放題のつるは一向に花が咲く気配もなく、第一それが本当にノウゼンカズラかどうかもわからなかった。どんどん伸びて、葉が増えるだけだったのだ。
草ぼうぼうの中に埋もれるようにしてつぼみがあるのを、昨日、相方がおしえてくれた。夏の間、朝の水やりはほとんど相方がしてくれているので、私は全然気がつかなかったのだ。つるの先に、ぷっくりとしたつぼみがもういくつもついていた。今朝咲いた花は、ラッパのような形をした元気のいいオレンジ色で、それはまさしくノウゼンカズラだった。
せっかく咲いたのだから、梅と電柱には巻きつかないように注意して、大事に育てよう。
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