蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2005年07月23日(土) ああおそろしや

スーパーで買い物をした帰り、家までの路地を歩いていら、クラッとめまいがした。と思ったら、周囲の建物がガシャガシャと音を立てて揺れはじめる。屋外にいて気がつく地震というのはそこそこ大きい。いまにも割れそうな窓ガラス、ゆ〜らゆ〜ら揺れる電柱にひるむ。上から何か降ってきそうなので、狭い道のド真ん中を小走りに、買い物袋を2つかかえて家を目指す。ボロ家が崩れていないか、相方と文鳥まるが無事か、いつもの道がとても遠く感じる。

相方は家の前でボロ家を見上げていた。道の向こうに相方の姿が見えて、心底ほっとする。我が家は外から見た限りではだいじょうぶで、まるもひっくり返ることなく元気にしていた。

テレビで速報を見る。しばらくして電車や地下鉄がばたばたと止まり、ちょうど出かける予定の相方は駅で足止めをくらう。しばらく待つも地下鉄は動きそうにないので、仕切りなおして自転車で出かけていった。災害時、自転車は本当に役に立つ。すばらしい乗り物だ。

余震があるのではないかとドキドキしながら、それでも図書館に本を返しに行かなければならないので出かける。角田光代『しあわせのねだん』読了。あけっぴろげなエッセイは楽しい。予約していた本を含めて4冊借りる。思い出して、トーベ・ヤンソン『少女ソフィアの夏』も借りる。これも夏に読むのに最適な1冊。


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