蜜白玉のひとりごと
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| 2004年11月18日(木) |
すべてはワインのために |
雨が降っているので、家にいちばん近いところで手に入れることにする。帰り道、いつものスーパーに寄ると、そこにもちゃんと用意されていた。まず今夜の主役をかごに入れ、あとは好みの脇役をそろえる。マリネ用のスモークサーモン、アーモンド入りチーズ、ガーリックフランスパン。
主役は冷蔵庫だとつめたすぎるので、家の中でもいちばん寒い玄関に置く。その間に、マリネの玉ねぎを薄くスライスして水にさらしたり、照り焼きチキンを作るべく、鶏肉をたれに漬け込んだり、のんびりじっくり料理する。楽しみをあとに控え、踊りだしたいような気持ちを抑え、ひとつずつ丁寧に作る。
コルク栓を抜くと、独特のアロマ。そう、これこれ。慎重にグラスに注ぎ、そうっと口をつける。葡萄ジュースのようにやさしい味だ。それでいて、芳醇な香り。マリネもチキンもおいしくできた。おもしろいようにすいすいと飲み、食べる。ひさしぶりに足がくにゃっとなるまで飲む。
相方が帰ってくる頃には、私はひどく陽気な奥さんだった。
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