蜜白玉のひとりごと
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ろくがつむいかにあめざあざあ コッペパンふたつまめみっつ あっ、というまにかわいいコックさん。
これではコックさんの首から下しかできていない。さっきからずっと考えているのに、頭の方が思い出せないでいる。6月6日、歌では雨ざあざあだけれど、今日はいい天気だ。週間天気予報によると、今週末の東京地方は曇りで、来週の水曜日と木曜日は雨。梅雨入りはいつなのだろうか。
雨の季節が近くなると、思い出す映画がある。ジャック・リヴェット監督の『パリでかくれんぼ』。3人の女の子が出てくるパリを舞台にした映画で、話は雨とは何の関係もないのだけれど、そのラストシーンがどうしても雨を連想させる。と言っても、実際にラストシーンで雨が降っていたかどうかは定かではない。何度も見ているわりには、そのあたりがとても曖昧だ。
雨上がりで、草木は瑞々しく、濡れたアスファルトがキラキラ光る、そんな様子を覚えている。その道路を女の子が全力で駆けて行くところで映画はプツッと終わる。オチなんかない。放っておけば勝手に流れていく日常を適当なところで切り取ってみる。切り取られたのが偶然その部分であって、映画はそこで終わるけれど、たぶん彼女たちの日常は今も相変わらずそこにある。
梅雨はいつだ、雨はまだか、と思って暮らしていると、ふと彼女たちに会いたくなる。あの全力疾走の後ろ姿が大好きだ。
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