Deckard's Movie Diary
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2008年12月10日(水)  252 生存者あり

『252 生存者あり』
全く観客をバカにするにもほどがある!と言いたくなる様な恥知らずな映画。予告編で観ていた高潮のシーンは架空の出来事ばかりだと思っていたらマジでした(苦笑)。しかしまぁ、ここでツッコミを入れていると先に進まないので観なかったコトにする!パニックシーンを銀座4丁目の一部分と地下鉄構内に絞ったのは良かったんで、ちょっと期待しちゃったのが大間違いでした(オイラも学習しないなぁ・・・)。登場人物の一人が持っている荷物が“何でそんなモノなの?”と思っていたら、ああ、それがやりたかったのね!みたいな御都合主義の嘘くさい話ばかり!だいたい「身内が居たから助けたい!」って話しになっちゃってるようなんだけど、それでいいのかよ!ラストは『海猿2』に匹敵する“お笑い道場・重量挙げ篇!”。マジックマッシュルームでもやっていれば近年稀に観るコメディになっていたかもしれません。しかし、こんな映画を局の試写会で観て、ナンとも思わないのかなぁ・・・それを考えるとある意味、日テレホラー映画と言っても過言ではないです!役者陣はどいつもこいつも過剰演技で観ている方がこそばゆくなりますし、台風は何処に行ったんだよ(笑)。

辣腕の気象予報士に小娘をキャスティングしているのも相変わらずの幼稚な邦画って感じで嫌なんですけど、ラスト近辺、災害に遭った母と娘の手が異常に綺麗なのはもっと嫌!こういう細部のデタラメさはホントに恥かしい!監督は『舞妓 Haaaaan!!』『花田少年史』の水田伸生。二度と映画を作らないでいただきたい!

日テレはフジTV社屋をぶっ壊して面白がっているのかもしれないけど、あまりにレベルが低過ぎ!日テレのIQの低さは筆舌に尽くしがたいね。だいたい、お台場があんな状況ならば汐留だって似たり寄ったりだろうに!55周年なんだか知らないけど、日テレの低脳ぶりはフジTVと全く変わらない!っつーか、『容疑者X』『ハッピーフライト』と今年はどういうワケか佳作を送り出しているフジに比べたらもっとヤバいかもね。


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