Deckard's Movie Diary
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2008年09月23日(火)  わが教え子、ヒトラー

『わが教え子、ヒトラー』
う〜ん、どうなんでしょ?観る人間の立ち位置を選ぶ内容ですね。オイラはダメでした。悪ふざけが過ぎる印象が残りました。前半は好感触で、何故にユダヤ人?という疑問にも明確な答えが用意されており、興味をそそられたのですが、後半はいくらなんでもやり過ぎでしょ!どうせなら、芸術家の自己陶酔に話を持っていった方が良かったんじゃないでしょうか?つまり、最初はからかっていたんだけど、いつのまにか素材(ヒトラー)に魅せられ、その才能を開花させることに夢中になってしまう・・・結果、演説は大成功!興奮している観衆を見て、自分の演出に酔いしれ胸の高ぶりを押さえられない自分・・・。まさに、芸術家の真骨頂!しかし、終わってしまえば・・・用無し。とかね。まぁ、面白いかどうかはまた別の話しですけどね(自爆)。話は逸れますが、ウルリッヒ・ミューエ(惜しい人を亡くしました)演じる主人公アドルフ・グリュンバウムが北京オリンピックを演出したチャン・イーモウに被っちゃいました。で、ヒトラーを演じた役者はウォルター・マッソーに見えちゃって・・・(⌒o⌒;A

監督のダニー・レヴィはユダヤ人らしいですけど、オイラにはヒトラーの描き方に疑問を持たずにいられませんでした。


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