Deckard's Movie Diary
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2008年05月23日(金) |
チャーリー・ウィルソンズ・ウォー |
『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』 どういうわけか、初めてこの映画の予告編を観た時に「ダン・エイクロイド主演(本当はトム・ハンクス)の政治コメディか・・・」と思っちゃったんですよ(/・_・\)アチャ-・・。監督は名匠マイク・ニコルズですが、上手いですねぇ!実話だそうです。主人公はアメリカのおちゃらけ下院議員。その破廉恥な生態を絡めながらソ連をアフガニスタンから追いやる過程をある種の痛快さを持って描いています。反共主義者、パキスタン、エジプト、イスラエルと当時の米ソ両国、ブラックジョークでしかありえない組み合わせが妙にリアルな雰囲気を醸し出しており笑わせてくれます。しかし、決して笑っている場合ではなくて、そんな大それたコトがそんなノリかよ!と、これまた驚かされながら実にリアルです。結局は、一度手を出したらヤリ逃げはダメ!って、ことなんですよ。物事は“いずれわかるさ”の言葉のように全てが関連しているわけですから、ヤっちゃったんなら最後まで責任取らないと痛い目に合う!という教訓ですね。結局は、アメリカ最大の悲劇を生み出してしまった原因の顛末・・・それこそが、この映画の言いたかったことでしょう。巷では、コミカルな描き方がけしからん!という声もありますが、オイラは「現実はこんなもの!個人的な感情や損得で色んな事柄が進んでいく。だからこそ、終わり方を間違えてはいけないんだよ!」ということだと思いますよ。現実の裏側は怖いですねぇ!
さて、あれから20年、現在進行形のイラク戦争はどう決着するのでしょうか?そういう意味では太平洋戦争のオトシマエは成功したんでしょうね( ^-^)_旦””
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