Deckard's Movie Diary index|past|will
北野武が世界を意識して作った『ブラザー』。北野監督作品はいつも体温の低さが特徴になっていますが、今回はその体温の低さをギリギリのところで保っているカンジです。ここのところ目立っていたアート志向を一切排除し、デビュー作の『その男、凶暴につき』近い空気で全編満たされています。世界市場を意識してか、「和と洋」の違いを解かり易く強調しながら、「兄貴とは?」をうまく描いています。もうちょっと、熱い方が好みなんですが、見終わった後からジワジワきました・・・。
デッカード
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