狂言自殺の当事者には、当り障りのない言葉を送り彼に傷つけられたといって深く落ち込んでいる友には、早く立ち直って欲しいと思うが故に狂言した彼の事を少し悪くも語ってみたりして言葉を投げかけている。 ああ。 あたしは、もしかしたら偽善の固まりか? 誰よりもあくどいのは、この自分ではないのか? だいたい、彼が自殺したと聞いてもほとんど悲しみもしなかった。 涙なんて、ほんの少し。 それに引き換え、友は自分の精神状態までも乱しかけたんだ。 ああ。 あたしは、冷酷なヤツなのね。 でもさ。 だからこそ、越えてゆけることも多々あるのではないかと思ってみたりもする。 最終的には、自分に甘いのである!
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