昨日も、いつもどおりのレスを掲示板にはしてくれている。 彼が、ネットをつなぐ時間をずっと見張っている自分が怖い。 彼と最初にメッセをしたとき いま思えばそのときのだんなの様子は、ちょっと慌てていた。 「これ、ほらHPに来てくれる人」 隠してると、怪しまれそうだったし その頃はまだ今のような感情もなかったからメッセ中の画面を見せた。 「かわれっ!」 苛立った声でそういわれて、あたしはメッセを中断した。 自分の妻が、目の前で知らない男と話している。 そう思ったのは確実だった。 だんなは、とても独占欲が強い。 浮気なんてしない人。 あ・い・が・お・も・い・・・ 縛れれば縛られるほど、そこから出たくなる。 反抗期のこどものように。 考え込む事がとても多くなった自分。 でも、その姿を知る人はいない。 だって、あたしの日常は何も変わっていない。 心の中の増強しているくろい心は誰にも見えてない。 ただいまはひたすらに 彼のことを待っているだけ。 時間がゆっくりと流れる様子を 見つめてるだけ。
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