2006年12月01日(金) |
止めはしないけど、Mr.マリックのこと『ミスマリ』とか略してるの君だけだよ...nochanです |
秋だなぁー。とか思いつつ。
※たまには真面目に。今日は長いよ。
基本的に常に自分に無理ない程度プレッシャーを与えてないと ダラダラになってしまう性格なので、そうならないよう、 いつも何かしら身近な目標や刺激的なものを置いておくようにしてるのです。
ま。一番は、 作品撮りの撮影だったり、個人で受けてるデザイン作業だったりする 何かを作りあげる作業(自分発信のモノ)なのだけど、
それと同時に、自分に刺激を与えてくれる(感性や知識吸収&勉強) イベントや展示会的なものにも常にアンテナを張って 好奇心に柔軟性を持つようには心掛けているのです。
若い頃ほど、感性は直線的になりやすいので 善し悪しを「好き」「嫌い」で判別してしまう傾向が大きくでやすい。(気がする)
写真にしろデザインにしろ、モノを作ること(表現すること)を糧にしてる人にとって 個人感覚の好き嫌いでの判別はとてもマイナスになることが多い。
例えば、 さっぱり味のラーメンが好きな人が、こってり味のラーメン屋に行って食べたとして その味が好きじゃなかったとして安易に
「あのラーメン屋はマズイ」
と一言いうのは とても簡単なことであると同時に誰にでも出来ること。 (また周囲に心配りが出来ていない発言にもなりえる)
これを個人とは違う目線で
「僕はどちらかというとさっぱり系の方が好きなんだけど、 ここはこってり味が好きな人にはたまらないお店だろうね」
みたいな単純に言い方に変えるでも、 周囲(その店やこってり味好き)の心配りだけでなく より伝わりやすい表現と広い視野での物の考え方が伝わってくる。
もっと簡単なとこで言えば、甘いものが苦手な人の前に 生クリームがたっぷりのった可愛い形のモンブランがあったとして
「甘いのきらい」というか、「女の子とか好きそうだね」というかだけでも
その人の感性の広さが見えてくる。(気づかいとは別の部分で)
モノを作る、表現するのを糧とするのに 自分の価値観(個人的な好み)だけでなく、 何をターゲットとし、どの層(年代・性別・地域・好み)をマーケットとするか それがとても重要になる。
僕はデザイナーになってまだ12〜13年程度の経験しかないけど、 僕よりの上の世代でしっかり業界の第一線でやってる人にほど 価値観は自分以外のことを重視する人が多い。(ま。当たり前だけどね) (人間的にも朗らかで温和な人が多い)
それはよくある
「あの人昔はトガっていたけど、最近は丸くなったねー」的な、
鋭さが消え、感性が鈍ったのではなくて、 より広い視野と感性で見ることが出来るからだと思う。
ちょっと個人のことになってしまうけど、 僕がサイトなどに写真の作品をアップすると ほんと恐れ多いような大御所な方々にコメントや感想をもらえることが多い。
それはさらっとした一言だったりすることもあるのだけど
「こういう系で行くなら、こういう方がいいんじゃない?」みたいな
アドバイスに近いようなものでもありつつも 自分個人の見方ではなくて、つねに僕目線だったり、 広い視野で見た感想をもらえるのでもうほんとにありがたい。
僕も本業のデザイナーでは、自分が好きなものを作ってるのではなくて 人の価値観(そのユーザーの目線)の善し悪しで作っているので 広い視野での感想はとても自分を冷静な方向にひっぱってくれるので 勉強になることがとても多い。
ま。そんなことをいいつつも 作品を見る人がみんなプロではないし、 プロ向けに作ってるわけではないから 見る人は気軽に直観的な「好き・嫌い」でいいと思う。
「あの写真いいね」「あれはいまいち」という、 ストレートで単純な一言が逆に一番嬉しかったりもするし。
ま。結局大事なのはその心持ちですよ。心持ち。
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