suzu3neの雲収集家な日々

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2003年11月10日(月) 車掌さん。

我が家は、とある田舎町の駅の真ん前にあります。
どれぐらい前かというと、3分歩いてホームに立てるぐらいです。

ところで。
都会暮らしの方々にはわからんかもしれませんが、世の中には『無人駅』というものが存在します。はじめて聞いた方、悩まないでください。読んで字のごとく、『駅員さんの存在しない駅』です。
この無人駅も、グレードがあるようでして。

1・駅員なし、売店あり、切符販売機あり。
2・駅員なし、売店あり、販売機なし(切符は売店で買う)
3・駅員なし、売店なし、販売機あり。
4・駅員なし、売店なし、販売機なし(切符は乗った後、車掌さんから買う)

などがあるわけでして。
ちなみに私の家の前の駅は、4です(……)
まあ、日々利用している路線の中には、とある観光名所(キャンプ地?)の駅がありまして。その駅においてはホームにリサイクルされたバスの待合所のみ、改札すらねぇなんていう、とってつけたような駅ですので、曲がりなりにも駅があって、かつて駅員さんが顔をだしてた受付窓や宿直室が残ってるぶんだけ、うちの方がまだマシって気分になります。世の中うまくできてます(?)

なんだか書いてるうちに、田舎を自覚してサミシクなってきたな(苦笑)
まあ、今日は「田舎にもいろいろといいところがあるんだよねって再確認できたよ」って話でして。

今朝の私。
普段なら歩いて3分のところを全力疾走してました。
だって定期(財布も兼ねている)を忘れて取りに戻ったんだもん。
歩いて3分って、意外と距離あるんですよ。150メートルぐらいかな? 往復したから、約250ほど走りましたよ。
あと50メートルって時点で、ホームの中がチラリと見えるポイントがあるんですが、そこで私が見た時には既に他の乗客が乗り込んで、ドアまで閉まってやがったんですよ。田舎の電車ですから、次に来るのは約2時間後です。高速バスを使う手もあるんですが、その為には高速バス乗り場まで、車で15分。共働きの親に送っていってもらうには、場所が遠すぎます。
全くもって絶望的。

でも間に合ったんですよ。なぜか。

……。
…………。
………………。

どうやら車掌さんに「顔を覚えられた」&「コイツは平日、必ず乗る」と認定されているようです……。
そもそも、始発に乗るのは私以外に3人しかいない駅ですから。覚えちゃったんだろうなあ。
ああ、もしかしたら、私がチェックした場所から、走ってくる私が見えたのかも。
とにかく、車掌さんは私を待っててくれたのでした。
私がヘロヘロになって電車に乗ってから席に着くまでも待っててくれたし。
今日の車掌さんには感謝感謝です。

……今日に限って研修の人が一人ついていたんで、「これが地元に密着してるって事さ」と、いいところを見せたかったのかもしれないですが(被害妄想)

まあ……電車の中で朝飯食ったり、身だしなみを整えたり、勉強したり、昼寝したりと、二時間の通学時間をフル活用してる奴が居たら、流石に覚えるか。オマケに皆勤だし。

皆勤……東京に居た頃には考えられない話ですが、マジですよ。
絶対、身内は疑ってると思うけど。


で。
帰りの電車も研修付だったせいか、駅の直前まで私が昼寝していたせいか。
いつも降りる時にする定期チェックがなかった。
おそらく、服装やら何やらで「ああ、朝のアイツか」と認識されたのではないかと。それ以前に、「いつも乗ってる電車&田舎時間深夜でこの駅に降りるのは私一人」と認識されていた可能性がありますが。

いつもありがとう、車掌さん。
今日は時間割をそろえてから寝るよ!
(今朝の定期騒動はこいつのせい)

まあ、そんなささやかな喜びに満ちた、曇りのち雨の日でした。


……なんだか、小学生の作文みたいな日記になっちゃったなあ……(笑)

P.S. 急に走ったおかげで、ノドが痛いです(涙)


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