ヒーローとはなんぞや? そんな時はとりあえず、神話学か民俗学の事典を見ればよろしい。大抵、悲惨な死をむかえてるから。
リュウキ、ついにいんぺらー・サノが死にましたね。 前回まで悪気があるんだかないんだかわからないタイプの嫌な奴だったし、状況を考えても死ぬとはわかっていましたが、まさかあんな形の最期をとげるとは……(驚) 実は未だにラストの場面が脳裏から消えません。 「幸せになりたかっただけ」という彼が、「生き残りを再決意する=今の幸せな生活を守り抜く」と考えを改めた途端の悲劇は、本当に辛かったです。 もしかしたら自分は、特撮史に残る名シーンを見てるのかもしれない。 そんな風に思いながら見てました。 子供向けじゃないというのは置いといて、ですが。 (むしろ子供には毒だ、ありゃ)
今の生活を守る為だけに戦う事。 数年前、そんな経験をしました。 それこそライダーじゃないけど、周りには極力、状況を話さなかったし。 本当に身内にしか、弟ぐらいしか私がどんな状況にいたのか、本当にわかっていた人はいなかったでしょう。 あの頃、精神的に辛い時は「これは生活を守る為のものだ、その為の戦いなんだ」と言い聞かせていました。その為の最低限の努力と準備はしなければならないと。 そんなの当たり前の事なんですが、私には当たり前を当たり前と感じるだけの余裕がなかったんですね、その頃。言葉にしなきゃならないぐらいに。
それだけに、今回の作品は自分にとってショッキングでした。 自分はなんとか自分の生活を守れたけど、彼は守れなかったんだなあと。 あんなに恋焦がれていた生活が手に入ったというのに。 ……サノに合掌。
ちょうど今、数年前と同じような状況に立たされている自分なんですが。 数年前と状況が違い、私は腑抜けのようになっていました。これはいかんとおもっていたのですが、どうも身が入らなくて。 それだけに今回のは……ショックなのはショックだし、数回の登場にもかかわらず悲しい気分になったのは確かなんですが、反面、なんだか喝を入れられた気分です。 「人はみなライダーなんだよ」とべるでの高見沢は言ってましたが、今回ほどそれを自分の身に感じた事はありませんでした。
「戦え! 何を? 人生を!」(BY筋少) そんな感じです(どんなんだ?)
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そんなんで。 初心にかえって、オフラインで一週間ほど戦ってきます。 モンスターならぬ自分の脳みそとロジック、そして過去の人々の想像力と、ガチンコしてくる予定です(わかりづらい)
マカブレのダンス、楽しいよ(壊)
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