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177 気配りと心遣いの違い

「気配り」と「心遣い」の違いとは何か?何かの試験にそう出てきたらしく、友人から聞かれた。
何気ないこの質問が、俺を大いに悩ませた。難しい・・・。
とある辞典によると、
気配り・・・細かいところまで心を遣うこと。
心遣い・・・気をつかうこと。配慮。
とある。
これじゃ〜違いがわからん。
というわけで、辞典は頼りにならないので、普段自分たちが使ってる言葉の意味を考えてみた。
「気配り」とは、人間関係がスムーズにいくために欠かせないものだと思う。相手を思いやることが、すなわち気を配るということなわけだから。気配りをしない人は、人の痛みがわからない傲慢な人間になってしまうし、だからといって気配りばかりしている人というのは、それが優しさからだけではなく、嫌われるのが怖いからという不信感の裏返しともとられかねない諸刃の剣。
この点で「心遣い」っていうのは少し違うんじゃないか?と思う。気配りしすぎる人の中には、それが嫌われたくない、もめたくないといった心の表れであるかもしれない。「気」を配るとか遣うとかにはそういうニュアンスを感じるんだ。ちょっと策略というか、心理的な駆け引きも含まれていそうな。「気配りのきく人」とか。すばらしいけど、ちょっとだけ恐いかも。「心」を遣うというのは、そういった負のニュアンスを含まないと俺は受け止めている。心遣いは行き過ぎるものではないと思うから。
あくまでも俺の個人的な捉え方で、ニュアンスのちょっとした違いを感じてるだけだから、気にしないで。なんか「気配り」が悪者になってしまったけど、別に気配りが悪いというわけじゃないんだ。
それにしても言葉って難しいね。
2004年06月14日(月)

VOICE / マッキー

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