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18 かっこつけ

小学校のころ、「かっこつけること」は格好悪いことだった。「かっこつけてんじゃね〜よ!」ってみんなもよく言い、言われたと思う。その頃のこの科白は、今のそれと違うニュアンスがあるとは思うけど、その頃の自分たちにおける「かっこつける」ということは批判の対象だった。おそらく中学生のころもあまり変わらなかったんじゃないかな?そしてかっこつけないんじゃなくて、かっこつけてることを悟られないように生きるということを、無意識のうちにしていた気がする。
でもいつからだろう?「かっこつける」ということに対しての意識が変わったのは。少なくとも今、俺はかっこつけてる。これは間違いない。もちろんそれは外見の問題だけではなくて。外見はもちろんかっこつける。そりゃ、自分が格好いいと思う格好をするのだから、格好つけてる。
かっこつけるということは実に慎重な作業だと思う。何よりも大事なのはバランスだ。自分が自分のことを好きになり、好きであり続けるためのバランスをとり続けなければいけない。かっこつけが見当違いなこともあるだろう。それは格好いい観点が人によって違うのだからしょうがない。基準となるものは唯一、自分の格好よさに対するセンスしかない。もちろん俺がそんなことを偉そうに語れることではないんだけど、少なくとも俺だって22年間、四苦八苦しながらかっこつけてきたという、輝かしい経歴があると自負している。なのだから、せめて世の中にあるひとつの意見としての効力ぐらいは発揮してもいいだろう。少なくとも、かっこつけ続けることで前進できる。あくまでも自分の中でだが、自分が格好いいと思う理想にちょっとづつだけど近づくことができる。Where there's a will, there's a way.だ。
みんなの「かっこいい」ってどんなの?
(「格好つける」をあえて「かっこつける」にした。俺が言いたいニュアンスはここが重要だったんだ。)
2003年05月15日(木)

VOICE / マッキー

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