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2004年06月06日(日) |
映画よろず屋週報 Vol73 |
*****映画よろず屋週報 Vol73 2004.6.6********************
皆さん、こんにちは。 私は、まだ6月だというのに、連日の暑さのため、 ノースリーブで自堕落に過ごしておりますが、 7月・8月になったら、一体何を着る気だろうと、 人ごとのようなスタンスで心配をしてあります。 皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
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本日は、「6月6日にあめざあざあふってきて…」 のフレーズでおなじみの絵描き歌 『かわいいコックさん』にちなみ、 『コックさんの日』だそうです。 できあがりがかわいいかどうかはともかくとして、 一度くらいは描いたことがあるのではないでしょうか。
そこで、コックさん・レストランの登場する映画を 御紹介いたします。
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マーサの幸せレシピ Bella Martha Mostly Martha 2001年 イタリア/スイス/ドイツ/オーストリア サンドラ・ネットルベック監督 料理の腕はいいけれど、 自分の殻に閉じこもりがちだった女性が、 突如、『育ての母親』の役を割り当てられたとき、 何よりの手助けになってくれたものは?
パリのレストラン Au Petit Marguery 1995年フランス ローラン・ベネギ監督 30年間、パリを見つめてきたレストランの 閉店ディナーに集う人々の悲喜こもごも。 そうメジャーではありませんが、お勧め作品です。
恋人たちの食卓 飲食男女 Eat Drink Man Woman 1994年台湾 アン・リー監督 有名ホテルのシェフにして、3人の娘を一人で育ててきた男。 その腕を家庭の厨房でも振るうも、 娘たちは、父親の料理よりも、 自分たちの恋愛その他に関心が向く年頃になっていた。 名優ラン・シャン演じる「父親」がいい味を見せる 『アン・リー父親三部作』最後の作品。
ディナーラッシュ Dinner Rush 2000年アメリカ ボブ・ジラルディ監督 ニューヨークに実在するイタリアンの店を舞台に、 店の経営者である父(ダニー・アイエロ)と その息子で、若く才能のあるシェフ、 ウード(エドゥアルド・バレリーニ)の確執、 2人を取り巻く人間模様を、 ちょっとした大きな事件を取り入れながら描いた、 緩急に富む、退屈しない作品です。 亡き母のような古きよきイタリアンを要求する父親とは 意見が合わず、 また女性にだらしないウードを演じたE..バレリーニが ハンサムで、エゴイストで、 実生活では余りお近づきにはなりたくないタイプながら、 映画映えしていて、とってもすてきです。 ちなみに、監督ジラルディは、 舞台となった店『ジジーノ』の実際のオーナーだとか。
食神 Shi shen God of Cookery 1996年香港 チャウ・シンチー監督 恐れ多くも「食神」の異名をとる 天才料理人・周(チャウ・シンチー)。 いい気になって、ふんぞり返っていたら、 へらへらと近づいてきた弟子志願の男に足元をすくわれ、 どん底に叩き落されますが…。 口に入るものが扱われるだけに、慎重になってほしいのに、 あの怪作『少林サッカー』よりエグいつくりになっています。 また、日本のコミックについての造詣の深さも窺われました。 何はともあれ、シンチーの「俺様キャラ」炸裂です。
タンポポ Tampopo 1985年日本 伊丹十三監督 トラックドライバーの山崎努と渡辺謙!が入る、 宮本信子のラーメン屋って、 よく考えたらすごく贅沢です。 食べ物にまつわるエピソードがところどころに織り込まれるのを、 意味不明ととるか、伊丹流薀蓄披露の決定版ととらえるかで、 評価の分かれる作品ではありますが、 あの、目の毒なほど見事なオムレツだけでも 見る価値はありましょう。
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