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本日7月29日は、日本アマチュア無線連盟が制定した アマチュア無線の日だそうです。 (ちなみに、世界アマチュア無線の日は4月18日)
オーロラの彼方へ Frequency
2000年アメリカ 原題直訳「周波数」 ビデオ(VHS)・DVD あり(松竹) 製作 ビル・カラッロ(「アメリカン・ヒストリーX」など) トビー・エメリッヒ (「デッドコースター」など) グレゴリー・ホブリット(「ジャスティス」2002兼監督など) ホーク・コッチ(「僕たちのアナ・バナナ」など) 監督 グレゴリー・ホブリット 脚本 トビー・エメリッヒ 音楽 マイケル・ケイメン(「Xメン」など)
1969年、ニューヨーク上空にオーロラが発生します。 その空の下、 実直で愛妻家の消防士 フランク・サリバン(デニス・クエード)も、 妻で看護婦のジュールス(エリザベス・ミッチェル)も、 そして、野球大好きで元気な5歳児ジョンも、 いつものように、いつもの生活をしていたのですが… フランクが消火作業中の事故で殉職してしまいます。
その30年後のNY。サリバンの家には、 成長したジョン(ジム・カヴィーゼル)が住んでいました。 まじめに警官の仕事をしていますが、 恋人とはどうもうまくいきません。 そんなある日、またもNY上空にオーロラが発生しますが、 ジョンはその日、古い机の抽き出しから無線機を発見します。 それは消防士だった父の遺品でしたが、 ジョンが面白半分に交信した相手は、 どうやら、30年前の父のようです。 オーロラの影響で、時空に歪みが生じていたのでした。
ジョンはそれを利用し、 父親の事故死という“既に済んだこと”を 免れようとしますが、 そこはそれ、タイムパラドックスというやつで、 そのために、また別な悲劇を生じさせてしまうのでした。
運命を操作することのリスクに恐れを抱きつつも、 愛する人を取り戻したいという純粋な気持ちには きっと共感できることでしょう。 (結末はまあ、賛否両論ありましょうが)
個人的には、 「ああ、アメリカだなあ」と感じさせる部分が2つありました。 1.何が何でも「ハッピーエンド!」 あの悲恋の代表選手『人魚姫』の物語を『リトル・マーメイド』として ゴキゲンなラブコメに仕立ててしまったお国のやることときたら…。 2.まぁた「父と息子と野球」だよ…。 アメリカ人は、英語のほかに映画語とベースボール語を話すのでしょう、きっと。
とはいえ、技術の粋を結集して(のかな)つくり上げた オーロラのスペシャルエフェクトには やはり目を見張りました。 オーダーメイドの高級カーテンのようです。 つまり、筋書きがどうのというよりは (別に脚本がヘボいというわけではないけれど) 美しい映像とか家族愛というような“エッセンス”を感じ取って 心酔すべき映画ではないかと思います。
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