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2003年06月08日(日) 映画よろず屋週報 Vol53「フルーツはいかが?」

*****映画よろず屋週報 Vol53 2003.6.8********************

本日は6月8日ですが、
毎月8日は「果物の日」だそうです。
そこで、果物が(そこそこ)印象的に登場した映画を
思いつくまま集めてみましょう。
本日は6月8日ですが、
毎月8日は「果物の日」だそうです。
そこで、果物が(そこそこ)印象的に登場した映画を
思いつくまま集めてみましょう。

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アメリ Le fabuleux destin d'Amelie Poulain
2001年フランス ジャン・ピエール・ジュネ監督

世界中で愛された、温かでラブリーで、
おしゃれとエキセントリックが紙一重の物語。
6歳のアメリ(フローラ・ギエ)が、
1本1本の指にラズベリーをくっつけて食べる冒頭のシーン、
はしたないのに、たまらない愛らしさがありました。

ゴースト ニューヨークの幻 Ghost
1990年アメリカ ジェリー・ザッカー監督

暴漢に襲われて死亡したサム(パトリック・スウェイジ)は、
どうしても完全に天に召されることができず、
ゴーストとなって
恋人モリー(デミー・ムーア)を守ろうとします。
サムの死後、親友カール(トニー・ゴールドウィン)が
モリーのもとを訪れる際、「日本の梨」を手土産に
携えるシーンがありました。
英語では“Applepear”というのですね!なるほど。

ノッティングヒルの恋人 Notting Hill
1999年アメリカ ロジャー・ミッチェル監督

ロンドンの書店主ウィリアム(ヒュー・グラント)と
世界的女優アナ(ジュリア・ロバーツ)の恋の行方は?
あるきっかけから、アナを諦めようとして、
友人に紹介された女性たちと次々見合いをするウィルでしたが、
その女性たちの中に、
「自然に落ちてきたリンゴの実くらいしか食べない」という
ベジタリアンの上行く“フルーティリアン”という人がいました。

光の旅人 K-PAX
2001年アメリカ/ドイツ イアン・ソフトリー監督

自称“K-PAX”からやってきたエイリアン
プロート(ケビン・スペイシー)と、
彼の精神鑑定を担当した医師(ジェフ・ブリッジズ)の
友情を軸とした、優しい物語。
TVCM、予告編などで有名になった、
プロートの「バナナ皮ごとペロリ」シーンにはびっくりしますが、
彼は、リンゴ皮ごとなのはもちろん、
ベリー類のヘタすら取らずにバクバクやっていました。
……なぜだか、野趣あふれる魅力があります。

チェブラーシカ Cheburashka
1969年(ほか) ロシア(旧ソ連)
ロマン・カチャーノフ監督

3本のエピソードから成る作品の第1話
「こんにちはチェブラーシカ」で、
チェブがアフリカのジャングルから
ロシアにやってくるきっかけとなったのは、
ずばり……オレンジでした。
また、
「おともだちの家」建設に精を出すチェブラーシカたちに
いたずら好きのシャパクリャクばあさんが、
スイカの皮を投げつけ、滑って転ばせるシーンがありました。
滑って転ぶといえばバナナの皮でしょうが、と思いますが、
このアニメがつくられた背景に、
「スイカの方がバナナより安い」という事情があったそうです。
お国柄と時代と、両方でしょうかね。

おもひでぽろぽろ 
Memories of Teardrops

1991年日本 高畑勲監督

1980年代、20代後半のOLタエ子が、
1966年、小学5年生だった自分を振り返る物語。
父親が奮発して銀座千疋屋で買ったパイナップルを、
やっとやっと食べ方を調べて切ってはみたものの、
食べてみると、缶詰の(甘ったるい)パインとは
まるで別物で……というエピソードが、切なくも笑えます。
果物の王様はバナナと言われた時代のお話でした。


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