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2003年02月23日(日) |
映画よろず屋週報 Vol45「2002年度アカデミー賞 その1」 |
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特集「2002年度アカデミー賞 その1」
2月11日、2002年度の米国アカデミー賞候補が出揃いました。 3月23日の発表が待たれるところですが、 今回から発表までの間、 今回のノミニーに関する作品等を 少しずつ御紹介していきたいと思います。
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監督賞部門
マーティン・スコセッシ 1942年生まれ (“スコシージ”などと表記している媒体もあり) 今回『ギャング・オブ・ニューヨーク』でノミネート 脚色賞及び監督賞で何度もノミネートされていますが、 未だ受賞歴はありません。 マフィアの世界をちょっとスタイリッシュに、 それでいて図太く描いた『グッド・フェローズ』 (1990年監督・脚本両部門でノミネート)がお勧め
スティーブン・ダルドリー 1960年イギリス生まれ 2000年『リトル・ダンサー』でノミネート済み 温かみとイギリス風のシビアなユーモアが同居した すばらしい作品でした。 今回は『めぐりあう時間たち』で ニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、 メリル・ストリープなどのそうそうたる女優を料理したとか。
ペドロ・アルモドヴァル 1951年スペイン生まれ 今回は『トーク・トゥ・ハー』でノミネート 過去に監督した『神経衰弱ぎりぎりの女たち』や 『オール・アバウト・マイ・マザー』が 外国語映画賞候補になった実績があります。 2作品を見る限り、 独特のユーモア感覚の持ち主と見受けます。
ロマン・ポランスキー 1933年ポーランド生まれ 今回、作品賞の大本命と言われる 『戦場のピアニスト』を監督し、 本人も監督賞にノミネートされました。 今回の候補の中では、スコセッシと並ぶビッグネームですが、 こちらも過去脚色・監督賞の候補に挙がるも受賞歴なし。 さて、そんな輝かしい実績の中では、 洟もひっかけられないような作品ではあるものの、 1988年の『フランティック』は意外とイケます。 イライラ系サスペンスがお好きな方にお勧め
ロブ・マーシャル 1960年生まれ 前評判の高い『シカゴ』でノミネートされましたが、 映画監督としての実績も、 日本での知名度もまだこれからという感の どちらかというと「舞台の人」のようです。 1999年テレビ版『アニー』の監督と振付を手がけました。
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