Dailymovie
DiaryINDEX|past|will
2003年02月07日(金) |
プリティー・イン・ピンク/恋人たちの街角 |
1960年2月7日、 俳優のジェームズ・スペイダーが生まれました。 実は昨年も全く同じ切り口で映画を御紹介したのですが、 今年は脇役、それも、どちらかというと 憎まれ役の彼が見られる作品をどうぞ。
プリティー・イン・ピンク/恋人たちの街角 Pretty in Pink 1986年アメリカ ハワード・ドイッチ監督
顔だけ見ると、 実はイザベル・アジャーニーに似ていないこともない、 けれども、よくも悪くも“個性的な”ルックスの モリー・リングウォルドは、 間違いなく80年代を代表するアイドルの1人です。 赤毛がよく映える白い肌に、ぽてっとした唇で、 ピンクを基調にした、 キュートでポップな洋服に身を包んだ彼女の姿は、 今もくっきり記憶に残っているという方も 多数いらっしゃると思います。 「恋人たちの街角」なるサブタイトルは、本当に意味不明で蛇足です。
青春スターらしくというべきか、 「大した映画に出ていない」のですが、 人生について深く考えさせることがない分、 無理なく共感したり、てらいなく反感を覚えたりできるのも、 彼女が出演した数々の映画の特徴でしょう。
アンディ(M.リングウォルド)は、父と2人暮らしです。 貧しい生活をレコード店でのアルバイトで支えるしっかり者で、 成績も優秀。 ダッキー(ジョン・クライヤー)という お調子者の少年に慕われる一方、 お坊っちゃまのブレイン (アンドルー・マッカーシー)といい感じで、 来るべきプロムも、ちょっとは期待できそうです。 けれども、ブレインがそれまでつき合ってきた 金持ちの友人たちは、アンディをよく思っていません。 「貧乏人は自分たちの領分に入ってくるな!」というわけです。 特に、見るからに底意地悪そうなステフ (J.スペイダー)からは、ひどく嫌がらせをされます。 アンディとブレインの仲は、 この嫌らしい学園ヒエラルキーによって 引き裂かれそうになりますが……
はっきり申し上げて、昨日の『シーズ・オール・ザット』と ほぼ同様・同種のお話です。 つまりは脇もいい感じだということですが、 アンディにとって姉のような存在の バイト先の先輩イオナ(アニー・ポッツ)の、 「年甲斐もないカワイさ」は特筆ものです。 TVの仕事が多い女優さんですが、 『ゴースト・バスターズ』の秘書役といえば 御記憶の方もいらっしゃるのでは?
それから、私自身は全く覚えていないのですが、 今や“密かな売れっ子”であるジーナ・ガーションも 実は出演していたのですね! あの迫力ある美貌ですから、失礼ながら アンディをいじめる側の役の方がイメージですが、 実際にはどうだったのでしょうか。
|